社長ブログ

おもしろくない現場をおもしろくする方法とは 【がんばれ建設1762】

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がんばれ建設 
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2021年5月10日
NO1762

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今日の一言
「建設業の仕事は自分に合っていない?」
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新入社員が社会人となって、1ヶ月が経ちました。

「建設業の仕事は自分に合っていない。

 ちがう仕事を見つけたほうがいいのかな」

「現場で働くのはいやだな」

「現場の人たちとうまくつきあっていけない」

そんな思いを抱えている人がいるかもしれません。

仕事について間もない新入社員や若手社員は、

“自分に合う仕事”はほかにある、と思っているフシがあります。

しかし、そんなものはありません。

もしも、そんな人がいたら次の言葉を贈ってあげてください。

「おもしろき こともなき世を おもしろく 

 すみなすものは こころなりけり」

これは、幕末に長州で騎兵隊を組織した

高杉晋作の辞世とされる(そうではないとする説もあります)

歌です。

自分に合う仕事を求めていたら、

いつまでも放浪を続けることになります。

実際に2~3年ごとに転職している人がとても増えています。

今ついている仕事に自分を合わせていくしかないのです。

「そんなことをいっても、合わない仕事じゃ、

 楽しくないじゃないか」

若手社員は、どこかに楽しい仕事、おもしろい仕事があると

思っているかもしれません。

たしかに楽しそうに仕事をしている人はいます。

しかし、それは、仕事がそうさせてくれているのではありません。

その人自身がその仕事を楽しんでいる、おもしろくしているのです。

高杉晋作がいうように、おもしろくもない世の中も、

心しだいでおもしろくなるのです。

「合わないな」「つまんないな」というところに

とどまっていないで、何か楽しいこと、

おもしろいことを見つけてやる、

という気持ちで仕事をしてみることが重要です。

私降籏も、入社して最初の排水機場を作る現場では、

月の休暇が2~3日でした。

その年は、猛暑で立っていられないほどの暑さでした。

毎日、毎日、大ハンマーを振って丁張りがけをしていたので、

手はまめだらけになり、痛くてものも持てないほどでした。

そんなたいへんな現場でしたが、楽しみがありました。

現場近くに駄菓子屋があり、休憩時間になると先輩のOさんが

ジュースをおごってくれました。

今でもそのジュースの味が忘れられません。

そして、その駄菓子屋さんには、私より1歳年上の女性がいて、

休日に映画を観に行ったこともあります。

次のダム現場も毎日残業続きでしたが、近くのサッカークラブに

入部させていただき、毎週サッカーをしていました。

また、山の中の現場だったので夏は登山、

冬はスキーを楽しみました。

私が今だに建設業に関わっているのは、駄菓子屋さんや

サッカークラブの仲間がいてくれたおかげかもしれません。

もしも、悩んでいる若手社員の方がいましたら、

ぜひ、現場で楽しいことを探して欲しいと思います。

その気になれば必ず見つかるものです。

「おもしろき こともなき世を おもしろく 

 すみなすものは こころなりけり」

です。

『花のように、生きる』平井正修著(幻冬舎)を

一部参考にしました。

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【編集後記】
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新入社員研修を実施していて感じることは、

若い人はLINEに慣れてしまっていて、

通常のPCメールに慣れていない、ということです。

そのため、相手に勘違いされて、

受け取られることもあるようです。

先輩、上司の皆さん、新入社員に、

メールの正しい書き方を教えてあげてくださいね。

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