社長ブログ

ハラスメントから「加害者」を守れ【がんばれ建設1771】

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がんばれ建設 
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2021年5月26日
NO1771

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今日の一言
「ハラスメントの背景を考える」
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このところ、ハラスメントのご相談が増えています。

上司から部下へのパワハラ、モラハラで、

若手社員が辞めてしまった。

(モラハラ;モラルハラスメントの略で、「お前は役立たずだな」

 など、道徳や倫理に反する、精神面への嫌がらせ)

協力会社職長のセクハラで女性社員から現場を離れたいと

申し入れがあった。

現場代理人から協力会社職長へのパワハラ、モラハラで

職長がストレスを感じている

若手社員からベテラン社員に対する、

テクハラにて、ベテラン社員の士気が下がっている

(テクハラ;IT関連に疎く、PC(パソコン)やスマートフォンなどの

 扱いが苦手な人へのいじめ・嫌がらせ)

特に建設業界で多いのは、パワハラです。

そもそも建設業界は、言葉が荒っぽい業界で、

日常的に、現在ではパワハラと見なされる言葉を

使ってきた経緯があります。

「何やってんだ」

「ばかやろう」

「おまえなんか死んでしまえ」

すこし気を緩めて仕事をしていると、けがをしかねないという

建設業界の特徴があり、このような言葉使いに

なってしまうのでしょう。

また、なぜ、そんなきつい言葉を使うかというと、

上司、先輩からそう言われてきたから、という理由もあります。

私自身も、現場で働いているときには今よりかなり言葉使いが

荒かったです(と家内からよく言われます)。

つい荒っぽい言葉を使うことが癖になってしまうのです。

20年前であれば、パワハラが現在のように

問題にならなかったでしょう。

しかし、「働き方改革」が進み、若手社員や女性社員を

増やす必要がある現状を踏まえると、ハラスメントは根絶する

必要があることは間違いありません。

社内でパワハラ、モラハラ事案が出ると、

加害者を処分せざるを得ません。

多くの場合、パワハラ、モラハラをしてしまう人は、

仕事ができる人です。

仕事に対する責任感が強いからこそ、

他人に対して厳しく接してしまいがちなのです。

加害者を処分するということは、仕事ができる人を

現場から外すということになり、会社の業績にも影響を及ぼします。

また、そのような人は、仕事以外の時は、

「いい人」だったりするので、そのことをよく知っている

社員さんからは不満の声が出ることもあります。

まずは、加害者になりそうな人をピックアップして、

教育することが必要です。

その方の生育環境を鑑みると、

心理療法が必要なこともあります。

大切なことは、問題が起きてから対処するのではなく、

問題が起きる前に、対処することです。

そのことで、「被害者」は当然のこととして、

「加害者」を守ることができます。

建設会社をハラスメントから守るために、

ぜひ予防の実施をお勧めします。

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【編集後記】
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オンラインセミナーにて

Googleスプレッドシートを使っています。

受講生同士が情報共有でき、とても重宝しています。

社内でのオンライン会議でも活用をお勧めします。

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