「忙しい」「時間がない」が口癖の人が時間管理できるコツ 【がんばれ建設1777】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2021年6月3日
NO1777
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今日の一言
「4つに分類する」
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忙しい、時間がない、やることが多すぎるなどと
いつも言っている人がいます。
一方「急ぎの仕事は、忙しい人に頼め」ということばがあります。
忙しい人ほど時間管理がきっちりしているので、
急ぎの仕事を依頼しても、期限厳守で行ってくれるという意味です。
では、時間の使い方が上手な人は、
どのようにして時間管理をしているのでしょうか。
マトリックスで仕事を考えるということをしています。
縦軸に仕事の作業量の多さを、横軸に締め切りの短かさを
尺度としておきます。
つまり、以下の4つの単元に仕事を振り分けるのです。
1 仕事の作業量が多く、締め切りが短い
2 仕事の作業量が多く、締め切りが長い
3 仕事の作業量が少なく、締め切りが短い
4 仕事の作業量が少なく、締め切りが長い
1は、明日まで、と言われた見積作成
2は、今年中にと言われた、歩掛かりのまとめ
3は、協力会社への現場乗り込み確認の電話
4は、勤務報告、出来高報告などの定例業務
このように分けると、それぞれの仕事の性格が
一目でわかるようになります。
このままでも締め切りに間に合いそうなのか、
それとも誰かに応援を頼んだほうがいいのか、
といった判断を一瞬でつけることができます。
時間を無駄にしている人は、どの順序で仕事を進めるのかを
悩んでいる時間が多いのです。
上記のマトリックスで、この悩む時間を短縮できます。
基本的には、1の締め切りも作業量もきつい仕事を最優先で
終わらせるべきでしょう。
ただし、3や4のように作業量の少ない仕事を早めに終わらせると、
気分的に楽になります。
そして「あとはこの大きな仕事1つだけだ」と進めやすくなるのです。
また、2のように作業量は多いけれど、
締め切りまで余裕がある仕事は、放置してしまい、
気づかぬうちにギリギリになってしまう、ということがよくあります。
そこで、このような場合「30分の法則」をお勧めします。
締め切りに余裕があっても、依頼されたらすぐに30分間は、
その仕事に取りかかってみるのです。
するとどんな資料が必要なのか、
依頼者に確認しておくべきことは何かがわかり、
予め手を打っておけます。
忙しい、時間がない、やることが多すぎるが口癖のあなた。
ぜひ、仕事を上記の4つに分けることから始めてください。
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【編集後記】
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オンライン形式でセミナーを実施するようになり、
全国各地の方からお申し込みを
いただくようになりました。
「これまで遠隔地のため、
研修参加をあきらめていたけれど、
オンライン形式なので参加できてうれしい」
という声をよく聞きます。
全国の方々に良質の技術研修を提供できるよう、
さらにがんばります。
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