専門工事業の休日、給与が改善されている理由とは【がんばれ建設1780】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2021年6月9日
NO1780
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今日の一言
「月給制、多能工化の推進」
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建設産業専門団体連合会(建専連)が行った調査によると、
4週8休以上の休暇を取得できている専門工事企業は全体の12.4%となり、
前回調査と比べ2.6%上昇しました。
4週7休、4週6休も増えていて、休日数がじわりと増えているようで、
働き方改革の進展を感じます。
18 年調査 19年調査 20年調査
その他 5.20% 4.80% 5.50%
不定休 1.90% 3.40% 1.40%
日曜のみ 19.90% 16.50% 13.30%
4週5休 27.50% 23.00% 19.80%
4週6休 28.90% 31.70% 35.50%
4週7休 9.80% 10.90% 12.10%
4週8休以上6.80% 9.80% 12.40%
週休2日制を導入できない理由は、
「適切な工期が確保できない」67・0%
「日給の労働者の収入が減少するため」の35・0%
「人手不足のため」の34・8%
となっています。
なお給与は、
登録基幹技能者で32・6%
職長で33・4%
が上昇していると答えました。
平均給与額(月額、中央値)は、
登録基幹技能者が42万6302円
職長が37万9127円
技能労働者(日本人)が29万8270円
外国人技能実習生が19万6493円
外国人就労者(特定技能外国人など)27万7232円
です。
今後、休日を確保するためにも、月給制の推進が欠かせません。
また、多能工化を推進して業務を平準化する必要もあるでしょう。
若い方が、建設業界に、興味関心を持つきっかけになるよう、願います。
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【編集後記】
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昨日から技術提案セミナーを開催しています。
とても熱心に参加されており、
評価の高い提案書作成の必要性が
増していることを感じます。
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