社長ブログ

質問力7つのポイントを身につけると若手社員が成長する 【がんばれ建設1794】

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がんばれ建設 
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2021年6月30日
NO1794

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今日の一言
「質問力が高いと成功する」
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私は研修講師をすることが多いため、

受講生とのやりとりが多くあります。

研修中によく「ここまでで、質問はありませんか」と問いかけます。

すると多くの場合、質問はありません。

安全大会などの講演会でも、「質問はありませんか」と問いかけますが、

ほとんど質問は出ません。

ところが、「はい」と手が挙がることがあります。

そして、「・・・をお教えください」とか

「特に質問ではありませんが、・・・というところが特に勉強になりました」

などと発言されます。

するとそのあと、次々に手が挙がることが多いのです。

講師にとって、勇気を持って最初に質問していただけること、本当にうれしいことです。

私の話に興味を持っていただいたということですし、

他の参加者には質問をしてよい雰囲気を作り出し、質問しやすくなるからです。

ですから、最初に質問していただいた方のことは、とても印象に残ります。

このことを踏まえて、私が講演会や研修会に参加して

「質問はありませんか」と問いかけられたら、最初に挙手することにしています。

講師の気持ちがよくわかるからです。

これは上司と部下の関係でも同じです。

上司が部下に仕事を教え、最後に「質問はないか」と聞きます。

その時部下が「特にありません」というと、上司はがっくりし、

「真剣に自分の話を聞いていなかったのだな」と感じ、

これ以上教えるのは止めようとさえ思うでしょう。

一方「3つ質問があります」などと言われると、上司はうれしくて、

ますますいろいろなことを教えようと思うものです。

その結果、若手社員は成長することができます。

相手に対して質問することができることを「質問力」といいます。

では、どうすれが「質問力」を高めることができるでしょうか。

多くの場合、何を質問してよいのかが分からないのです。

「質問力」を高めるためには、好奇心と興味を持つことが大切です。

誰かに教えてもらっていたり、話をするときには、

「このあと質問を三つしよう」と決めておくとよいでしょう。

例えば、講師が「交渉力を高めるためには、

あきらめないことが大切です」と言ったとしましょう。

これには、5W2Hの7つの方法が大切です。

「なぜ、なに、いつ、どこ、だれ、どのようにして、いくらで」を絡めると質問ができます。

「なぜ、あきらめないと交渉力が上がるのですか」

「どの段階で(いつ)あきらめていない姿勢を示せばよいですか」

「どこで交渉するとあきらめずに済みますか」

「だれの力を借りれば、あきらめない力が身につきますか」

「どのようにして、あきらめない力を高めればよいのでしょうか」

「交渉力を高めると、どれくらい儲かりますか」

質問力の高い人は成功する人が多いです。

自分の分からないことに「気づく力」が高く、

質問を通じて相手を知ることができますし、

相手に「あなたに興味を持っています」とアピールすることができるためです。

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【編集後記】
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沖縄で集中豪雨のようです。

多くの建設会社の方々が奮闘しておられると思います。

くれぐれもご安全に。

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