プレゼンで「発表させていただきます」は禁句【がんばれ建設1795】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2021年7月1日
NO1795
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今日の一言
「相手の心をつかむプレゼンテーション」
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発注者へのプレゼン、地元説明会などのプレゼンは、
どうしても緊張して、かしこまってしまうものです。
だからこそ、儀礼的な言葉を用いがちですが、これは「時間泥棒」といわれ、
ムダに聞き手の時間を奪っています。
そんなムダなフレーズを8つ紹介します。
「ただ今ご紹介にあずかりました〇〇です」
すでに進行役が名前を紹介しているのだから、改めての自己紹介は不要です。
プレゼンや挨拶・スピーチは「冒頭30秒」が勝負です。
いきなり「本題」や「つかみ」「質問」から入るほうが、
インパクトがあり印象に残りやすいです。
「本日はどうかよろしくお願いいたします」
このフレーズも、冒頭によく使いがちなNGフレーズですが、
時候の挨拶のように用いられ、必要ありません。
「緊張しております」
おそらく実際に緊張しているのでしょうが、わざわざいう必要はありません。
そのことで、聞き手も緊張してしまうこともあります。
「つまらない話で申し訳ございません」
「こう言っておけば、少々退屈でも許されるだろう」と
「リスクヘッジ」の意味が込められているのかもしれませんが、
「つまらない」話ならしないほうがいいわけです。
「〇〇についてお話させていただきたいと思っております」
「させていただく」という表現は、相手に多大な迷惑をかけるときに用いるため、
このような場合は不要です。
また以下のような丁寧すぎる言葉も、
「〇〇です」「お話します」「説明します」「始めます」など言いかえたほうが、
歯切れもよく、相手に通じやすくなります。
「〇〇でございます」
「~についてご説明させていただきます」
「~についてお話を差し上げたいと思います」
「始めていきたいと思います」
「ご紹介させていただきたいと思います」
「内容でございますけれども、ご説明させていただきました後に、
〇〇についてお話させていただきますので、どうかよろしくお願いいたします」
「務めさせていただいております」
「ここにも書かせていただいておりますが……」
「ご提案させていただきたく、どうかよろしくお願い申し上げます」
「工事実施について、ご理解いただけますと幸いです」
理解は、頼み込んで得るものではなく、自分の言葉の力で、結果的に勝ち取るものです。
「理解してくれ」と頼むこと自体、きちんと説明・説得できていないという気持ちの表れと
いうことになるでしょう。
「はなはだ恐縮ではございますが……」
「はなはだ簡単ではございますが……」
「僭越ではございますが……」
言い方が古すぎます。
時代や聴衆に合わせて、躍動感のある「生きた言葉」を使いましょう。
「ご清聴ありがとうございました」
これは慣用句ですっきりしません。
「今日は、このような席でお話することができて、うれしいです。
みなさん、ありがとうございます」
もしくはシンプルに
「ありがとうございます」
がよいでしょう。
プレゼンテーションとは相手への「プレゼント」です。
相手の心に響き、つかむためには、使い古された言葉をつかうのではなく、
自分のことばですっきりと話すようにしましょう。
『世界最高の話し方1000人以上の社長・企業幹部の話し方を変えた!
「伝説の家庭教師」が教える門外不出の50のルール』
岡本 純子著を一部参考にしました。
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【編集後記】
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昨日は静岡県富士市にいました。
私は富士山が大好きなので、楽しみに行きました。
あいにくの天気で富士山は見えなかったのですが
富士山麓にいるというだけでテンションが上がりました。
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