現場全体のやる気を引き上げて、作業効率を上げる方法【がんばれ建設1802】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2021年7月12日
NO1802
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今日の一言
「何気ない言動をするな」
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現場では、愚痴、不平、不満の声がよく聞こえてきます。
それは本当に不満があるときだけでなく、愚痴、不平、不満をいうことで、
周囲の笑いを誘うことを期待して、言っていることもあるようです。
特に建設業では、愚痴、不平、不満を活力源にしている人も多いです。
しかし、リーダーは何気ない言動をしてはいけません。
愚痴、不平、不満を思うのは自由ですが、それを口に出したり、
態度で示すことで、周囲の人、とくに若手のやる気をそいでしまうからです。
とはいえ、気分が乗らない日もあることでしょう。
どうすれば、そんな日でも、上機嫌でいることが、できるのでしょうか。
それは、たとえ不機嫌なことがあっても、「上機嫌でいるフリ」をすることです。
鼻歌を歌いながらスキップし、「アハハ」と大きな笑い声を出して、
上機嫌なフリをしていれば、気分のほうもつられて上機嫌になっていくからです。
私たちの気分は、行動によって引き出されます。
ムリにでも笑っていると、本当に楽しい気分になっていくのです。
心理学には、「顔面フィードバック仮説」というのがあり、
笑顔の表情を作っていると、私たちの脳みそに喜びの信号がフィードバックされ、
どんどん快適な気分になっていくことが知られています。
どれくらいやればいいのかというと、わずか1分間。
イリノイ大学のマヤ・タミールの実験では、たった1分間、
笑顔を作らされたグルー プでは、気分も高揚したというのです。
現場代理人は、毎朝、朝礼をするでしょう。
その時、言葉、動作、表情を意識することで、
現場は、がぜん元気になります。
言葉;やれる、できる、ワクワクする
動作;ガッツポーズ、円陣を組む
表情;笑顔
その結果、現場の作業効率は上がるでしょう。
リーダーはどんなときでも、このような言葉、動作表情ができる人です。
リーダーは何気ない言動をしてはいけないのです。
『アドラー心理学 あなたが愛される5つの理由』
内藤誼人著を一部参考にしました。
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【編集後記】
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昨日はサッカーのリーグ戦で大勝しました。
気分上々です。
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