施工管理技士資格の不正取得罰則が強化される【がんばれ建設1801】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2021年7月9日
NO1801
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今日の一言
「手抜き工事を撲滅しよう」
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頻発している施工管理技士資格の不正取得や、
手抜き工事を防ぐため、国土交通省が罰則を強化します。
施工管理技士不正取得の罰則強化
現行の基準では、資格要件を満たさない主任技術者や監理技術者を
現場に配置した企業などに、15日以上の営業停止処分を科しています。
改定案では、実務経験を偽るなどして施工管理技士資格や監理技術者資格者証を
不正に取得した者を、監理技術者などとして配置した企業への罰則を新設します。
資格要件の不備などよりも長い、30日以上の営業停止処分とします。
認識不足の申請ミスにも罰則
技術検定の不正に対する罰則も強化されます。
受検資格に関する認識不足など故意でない申請ミスであっても不正行為と見なし、
受検を1年間禁止します。
替え玉受検や無資格受検など故意による不正行為は、従来通り3年間の受検禁止です。
手抜き工事への処分強化
施工段階での手抜きなどで工事目的物に瑕疵が生じた場合の処分が重くなります。
粗雑工事を行った企業に科す営業停止処分の期間を現行の7日以上から15日以上に延長します。
加えて、該当工事で低入札価格調査が行われていた場合は、
30日以上の営業停止とする規定を新設します。
国土交通省は2021年6月21日に改定案を公表し、意見募集を開始しました。
7月末までに新基準の適用を始める方針です。
熱海土石流も、盛土工事の瑕疵があったといわれています。
残土置場として使っていたとしても、今回のような大災害になることを意識して、
施工管理する必要があると痛感します。
日経クロステック/日経コンストラクション
2021.07.06の記事を一部参考にしました。
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【編集後記】
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