社長ブログ

残業時間を20%減らす7つの方法とは【がんばれ建設1803】

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がんばれ建設 
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2021年7月13日
NO1803

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今日の一言
「ついやってしまうムダな時間を減らす」
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働き方改革関連法が施行されており、建設業では、

2024年までに、残業時間を45時間/月以内にする必要があります。

しかし、現地生産、一品生産の建設工事現場では、

自然の影響や、顧客要望の変化への対応などで、

どうしても残業時間が増えてしまいがちです。

そこで、優良企業が実践している、

残業時間を減らす7つのポイントを解説しましょう。

1)人を増やす

現場に配置する人数を増やすと、残業が減ります。

特に、着工時と、竣工時には、書類を作成することが多くなるため、

増員する必要があるでしょう。

一方、人手不足の昨今、増員する人手がないという問題があります。

2)外部・内部委託

本来、社員が行うべき仕事を外部委託する方法です。

施工図作成、積算、測量などを専門会社に委託します。

また、社内に「現場支援部門」を組織し、

図面作成や安全書類の整理などを行うことで、

現場の残業を減らすことができます。

技術者採用は困難でも、パートタイマーや派遣労働者であれば、

採用しやすいことがメリットです。

3)機械化、自動化、ICT化

手動で行ってきたことを機械にて行う「機械化」

その都度手をかけてきたことを自動処理する「自動化」

ICTを活用する「ICT化」

を推進することで、残業を減らすことができます。

機械化;

2人で行っていた測量を、自動追尾式測量器械を用いる

自動化;

資材入荷前日に確認電話を入れていたのを、自動メールシステムを用いて、自動化する

ICT化;

図面管理ソフトの活用、WEBカメラを用いた遠隔臨場、オンライン打ち合わせの実施

4)休日カレンダーを見直す

多くの建設業では、年末年度末が多忙で、春から夏は閑散期になります。

これは、発注者が年度予算を組んでいることが1つの理由ですが、

これ以外に、台風シーズンの秋から、

梅雨の6月までの乾期にしかできない工事が多いことも原因です。

そこで、閑散期には休みを多く配分し、勤務時間も短くする、

繁忙期には休みを少なく配分し、勤務時間も長くする

といったメリハリのあるカレンダーを作成することで、

特に繁忙期の残業時間を減らすことができます。

もちろん、週40時間労働という原則を守りながら、変形労働時間制を活用するのです。

5)組織の時間管理方法を見直す

組織体が機能していないと、残業が増えてしまいます。

リーダーシップ能力

 →部課長のリーダーシップが不足していると、決定が遅れ、タイムロスになる

チームワーク

 →相互の連絡調整が悪いと余分な仕事が増える

チームの専門知識、技能

 →施工実績などの組織の知識が蓄積され、誰でも使える状態にないと組織力が活かせない

職場のルール

 →ルールが不明確だとその都度上司に確認する必要がある

このような組織体の不備がないか、チェックすべきです。

6)重要で緊急でないことを実施する

多くの施工管理技術者は、毎日重要で緊急なことに時間を費やしています。

急な会合、急な見積依頼、現場からの呼び出し、クレーム対応などです。

しかし、重要で緊急でないことを意識して実施することで、

重要で緊急なことに費やす時間を減らすことができます。

工事が終わったらマニュアル化、標準化して次の工事に活かす

読書をして文章力を上げ、報告書作成時間を短縮する

資格取得学習や外部研修受講して能力を向上させる

個人面談を定期的に行い、個人が抱える問題や

急なクレームを減らす

7)個人の時間の使い方を見直す

個々の時間管理能力を上げる必要があります。

若手はおそらく上司の仕事の仕方をまねて育っているでしょうから、

まずは上司の時間の使い方を見直す必要があるでしょう。

スケジュールの立て方を変える

 →他人からの仕事だけでなく、自分の仕事のスケジュールを組み込む

仕事の取り組み方を変える

 →「ついやってしまう」ムダなことを30分止めてみる

  (スマホゲーム、たばこ、ネットサーフィン)

 →仕事を目的を確認する

  (なぜその仕事をやるのか理解してから取り組む)

 →仕事を依頼されたらまず30分やってみる

  (30分やってみるとわからないことに気づく)

 →絶好調タイムを知る

  (仕事がはかどる時間帯を知る)

 →前半主義で進める

  (工程50%で進捗70%を目指す)

コミュニケーション能力を高める

 →相手に伝えたことは、十分に伝わっていないと知る

  (メールしてから電話する)

 →相手から聞いたことは、十分に理解していないと知る

  (打ち合わせ後、メールで確認する)

これら、7つのことを会社と個人が実施することで、

少なくとも残業時間は20%減少します。

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【編集後記】
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本日より幹部社員育成3か月コース第2講です。

全国から集まられる受講生のリーダーシップを

高めるため、一所懸命に行います。

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