社長ブログ

「できばえ、なんぼで、何日で」と言えば若手社員が成長する【がんばれ建設1809】

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がんばれ建設 
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2021年7月21日
NO1809

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今日の一言
「若手が育つ3つのポイント」
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若手社員の育成に悩んでいる建設会社が多いです。

今どきの若者にどう対応すれば良いのか

どのようにして育成すれば良いのか

私は、若手社員を5年で一人前に育て、

一現場任せることができるようにすることが

もっとも重要だと考えています。

上司が若手社員に一現場を任せようと考えるためには、

若手社員が上司の信頼を得る必要があります。

ここで若手社員が上司から信頼されるための3原則を解説します。

ここから先は、若手社員にぜひ読ませてあげて欲しい内容です。

上司から信頼されるための3つの原則

30分の法則

「頼まれごとは必ずやりきる」ことが上司から信頼を勝ち取る近道です。

上司は、ささいな指示でも覚えています。

「あの仕事どうなった?」

と催促されるようではダメです。

ここでポイントは、指示をされたらまずはその場で30分、その仕事をやることです。

すると上司は「もう始めたな」とうれしく思いますし、

もしも、分からないことがあれば、目の前にいる上司に確認することができます。

「後でやろう」と思ってはいけません。

これを私は30分の法則といっています。

このことで、仕事のスピードと質が上がります。

100点の仕事を期限遅れで提出するより、80点の仕事を期限厳守で提出する

仕事をきちんとしたい人は、100点の出来でないと提出してはいけないと思っています。

しかし上司は、若手が100点の仕事ができるとは思っていません。

80点、いや50点の出来でもよいので早く提出して欲しいと願っています。

「こんな出来の書類を提出すると怒られる」

などと思っている人もいるでしょうが、期限遅れの方がよほど怒られます。

また、期限ギリギリに提出して、見当違いの書類だと

「なぜ事前に相談に来ないんだ」

といわれてしまいます。

できばえ、なんぼで、何日で

一見、つまらないように見える仕事があります。

書類のコピー、図面の色塗り、現場来訪者の送迎などです。

そんな仕事でも工夫すれば楽しくなるし、何より上司に認められるチャンスです。

そのとき重要なのが

「できばえ、なんぼで、何日で」

です。

例えば、書類のコピーを依頼されたら

できばえ;高齢の役員に配るためとわかれば、文字が見えやすいように拡大する。

施主に渡すためなら、カラーでコピーし、クリアファイルに挟んで手渡す。

社内書類なら裏紙を使用する。

などできばえを確認してから実施します。

なんぼで;どれくらいの費用をかけて良いのかを確認します。

カラーコピーは白黒コピーの10倍程度のコストがかかりますし、

製本すると手間暇もかかります。

何日で;必ず期限を確認しましょう。

「できるだけはやく」「いつでもいいよ」と言われたとしても、

●日の●時まで、を指示をしてもらいます。

上司からの頼まれ仕事は、いつも大きな仕事の一部です。

大きな仕事を細分化した一部分が割り振られています。

頼まれた仕事の背景にある大きな仕事を知り、意識しながら働く心がけが、

正しいアウトプットにつながりますし、やる気にもつながります。

この3点をきちんと若手社員に伝えましょう。

そのことで仕事の質が上がり、上司の信頼を得ることができる

若手社員に成長するでしょう。

「入社1年目の教科書」岩瀬大輔著を一部参考にしました。

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【編集後記】
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先日コロナワクチンを接種してきました。

予約不要の病院がみつかり、隙間時間に行ってきました。

スタッフの皆さんの対応がよく、

組織力が高いことを感じました。

このような組織だからこそ、「予約不要」対応が

できるのだと感心しました。

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