社員の採用面接で、なぜ後ろ姿が重要なのか【がんばれ建設1825】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2021年8月24日
NO1825
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今日の一言
「人間として一流を目指す」
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人材採用の時のポイントは、後ろ姿です。
面接室に入ってくるときに、学生の姿はキリッとしています。
ところが、面接が終了し、部屋を出るときの姿でその人の本質がわかります。
ましてや、部屋を出て階段に向かうとき、いきなり姿勢が崩れたり、
スマホを見たり、背伸びをするような学生は二流です。
私は、ホテルを運営する会社のコンサルティングをしたことがありますが、
チェックインする時、紳士と淑女であっても、
一晩部屋を使い終わってチェックアウトした後の部屋を見たら、
その客の人格が分かると、教えてくれたホテルの支配人がいました。
備品は使いたい放題、電気はつけっぱなし、部屋は乱れたまま、
パジャマは脱ぎっぱなしでは、とても立派な人だと思えません。
夕方退社するときに机の上や、車を降りたあとの車内が散らかっている人は、
技術者としては一流かもしれませんが、人間としては二流と言わざると得ません。
同じように、会社を辞めるときにも人格があらわれます。
会社の悪口や上司や同僚を非難したり、評判を落とすようなことを言ったり、
申し出た日に辞めたり、引継ぎもしないで出社しなくなる、などをする人たちです。
会社側も同様です。
ある社員が辞めると決まったら、いきなり対応が悪くなり、
送別会もせず、持ち物の片付けも手伝わず
有給休暇も取らせないというと、建設会社として最低と言わざると得ません。
「来たときよりも美しく」という言葉どおり、
後ろ姿を意識して行動したいものです。
『人生の合い言葉』上甲晃著(致知出版)
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【編集後記】
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今週もオンラインセミナーが続きます。
カメラ越し、マイク越しではありますが、
熱意を高めて遠くて近い受講生に相対します。
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