社長ブログ

幼い命を奪う悲惨な交通事故を減らす方法とは【がんばれ建設1822】

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がんばれ建設 
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2021年8月19日
NO1822

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今日の一言
「技術の力で事故を減らす」
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生活道路での交通事故が増えています。

道路を作る建設会社として、対応できることはないでしょうか。

2021年6月、千葉県八街市で児童が死傷する痛ましい

交通事故が発生しました。

さらに19年には大津市で園児2人が死亡、保育士を含む14人が

重軽傷を負った事故が発生。

12年には京都府亀岡市で登校中の児童ら10人が死傷したケースがあります。

先進7カ国(G7)の中で、日本は生活道路における事故リスクが高い国です。

人口10万人当たりの歩行中・自転車乗用中の交通事故による死者数は

米国に次いで多いのです。

国内においては、幹線道路での交通事故件数は急速に減少しているものの、

生活道路での事故件数の減少速度は鈍いです。

生活道路での事故が多いのは、日本の生活道路の狭さが一因です。

狭い道路はただでさえ人と車が接触しやすく、逃げ場がありません。

生活道路での交通事故を防ぐうえで、効果的な方法があります。

ライジングボラードによる通行抑制

生活道路に進入してくる車を制限する方法です。

車両通行時に道路下に収納できるライジングボラードといった物理的な

障害物で対応するケースが一例です。

車両通行時には地下にボラードを収納し、

車両の進入を防ぎたいときには地上に出します。

タイマーやリモコンで昇降を制御します。

ハンプによる速度抑制

車の速度を抑制する方法です。

時速30km以下の場合に死亡事故が大幅に減ります。

警察と道路管理者は、制限速度を時速30km以下に設定する

「ゾーン30」の整備を推進しています。

ただ、ゾーン30として速度規制をかけても、道路のハード側の改善が

不十分であれば、確実な速度抑制は難しいです。

そこで「ハンプ」を設置します。

ハンプとは道路上に設ける凸状に盛り上がった部分です。

ハンプは、山の部分を形成する際に、傾斜部の縦断方向の断面を

正弦曲線で仕上げるのが理想だと専門家はいいます。

このように施工することは建設技術者の腕でしょう。

交通ビッグデータの活用

国交省はETC2.0のデータを提供しています。

ETC2.0とは高速道路の料金収受に使われているETCを

交通流分析に活用しようというものです。

これにより、通行車両による速度超過や急ブレーキに加え、

抜け道利用などの事故発生箇所を確認できます。

このデータを用いて、時速30kmを超える通行車両の多い地点に

ハンプや道路狭さく部を設置することで、速度抑制しようという取組があります。

今後、これらの対策を実施するための生活道路工事が増えそうです。

建設技術を活かして、交通事故を減らし、尊い命を守りたいものです。

日経クロステック 立野井 一恵著

2021.08.05の記事を一部参考にしました。

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【編集後記】
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新型コロナウイルス感染数が増えています。

私はワクチン2回接種を終えましたが、さらに2週間に

1回の抗原検査を受けています。

今朝も検査を実施し陰性でした。

万全の体制できょうも過ごします。

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