決断力、行動力のある現場代理人を育成する方法とは【がんばれ建設1826】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2021年8月25日
NO1826
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今日の一言
「知者は惑わず、仁者は憂えず、勇者は懼れず」
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孔子は『論語』で、人間にとって最も重要な美質として
「知(智)・仁・勇」
の三徳を挙げています。
《知者は惑わず、仁者は憂えず、勇者は懼れず》
「智」というのは判断力があるということです。
「仁」は、優しさ、真心があるかです。
そして、それを勇気を持って行動に移すことができるのが「勇」。
頭で考えたり、心で思ったりするだけではなく、
実際に行動することができるのかが重要だと言っています。
建設業界でこれを当てはめてみましょう。
「智」とは、知識と経験に基づいた決断力です。
建設技術力と現場経験がなければ、
いざというときに決断をすることができません。
「仁」とは、顧客、協力会社、近隣住民に対する思いやりです。
自社だけが儲かれば良いということでは、工事は前に進みません。
「勇」とはこれらを行動に移すことができることです。
特に現場では、考えているだけではだめで、
まず行動してみることが重要です。
「智」に欠ける人は、誤った判断をしてしまう。
「仁」に欠ける人は、誰からも応援されなくなる。
「勇」に欠ける人は、工事が前に進まない。
現場で結果を出している人は、だいたい勇気があります。
高学歴者が必ず現場で活躍しているというわけではありません。
学歴にかかわらず行動力がすごい人が結果を出しています。
一流の現場代理人に「成功のポイントは何でしたか?」と話を聞くと、
たいてい「行動力です」とか、「エネルギーです」と言います。
『大人の道徳』齋藤孝著(扶桑社新書)を一部参考にしました。
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【編集後記】
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建設会社を訪問すると、長雨で工期が遅れていると
言われる方が多いです。
またあせって作業して事故が発生したということも聞きました。
くれぐれも、先をあせらずご安全に。
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