社長ブログ

定着率アップのポイントはやる気スイッチを押すこと【がんばれ建設1982】

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がんばれ建設 
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2022年5月25日
NO1982

◆一昨日のメールマガジンにて以下の誤りが

ありました。

お詫びして修正します。

施工したのは清水建設で、同社の技術研究所で

「型枠」がわずか3時間で造形されました。

誤差は±5mです。

施工したのは清水建設で、同社の技術研究所で

「型枠」がわずか3時間で造形されました。

誤差は±5mmです。

◆定着率アップのポイントはやる気スイッチを押すこと

特に若手社員が早期に退社してしまうという問題が

建設会社で顕在化しています。

大卒は入社3年で3割、高卒は入社3年で5割の方が

退社しています。

若手の早期離職を防ぐためには「働きがい」

を感じさせることが重要です。

ここで「働きがい」とは「働きやすさ」と

「やりがい」の和です。

「働きやすさ」とは、残業、休日、給与などの待遇と、

働くための設備や情報が揃っていることの2つです。

これを外的動機付け要因といいます。

「やりがい」とは、安心して働けること、

周囲の人から認められること、仕事を通じて

成長できること、仕事そのものの価値を

感じられることの4つです。

これを内的動機付け要因といいます。

なお、外的動機付け要因の2スイッチは

身体の外側についているのに対して、

内的動機付け要因の4スイッチは身体の内側についています。

つまり外的動機付けは他人がスイッチを

押すことができますが、

内的動機付けのスイッチを押すのは

本人しかできないということです。

残業、休日などの待遇を良くしたり、

設備や情報を整備するのは会社や上司の役目です。

一方、安心や認められていることを感じたり

成長を実感したり、仕事の意義を感じるのは

本人しかできません。

これが「やりがい」を高めることの難しい点です。

さらに、人によって感度のよいスイッチが異なります。

待遇に響く人もいれば、安心感、他人からの

承認、自己成長、有意義感などに響く人もいます。

就活中の学生へのアンケートによれば、

自分を成長させてくれる会社に入社したい

という回答が1位でした。

つまり「自己成長」のスイッチに最も敏感だと

いうことです。

ある会社での出来事です。

「給料が安いので辞めたい」

と言ってきた社員がいました。

社長は退社を引き留めようと、その社員の

給料を上げました。

しかし、数ヶ月後やはり退社してしまったのです。

表向きには「待遇」スイッチを押して欲しいと

言ってきましたが、実は、

「安心感」、「他人からの承認」、「自己成長」、「有意義感」

のスイッチを求めていたということでしょう。

「生きがい」の構成要素は、「好きなこと」

「社会が必要とすること」「得意なこと」

「収入を得られること」と言われています。

部下や後輩が、どのスイッチが押されることを

求めているのか知ることが、

定着率を上げるためのポイントです。

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【編集後記】
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昨日からスタッフが1名増えました。

一級建築士を持つ建築技術者です。

さらに研修メニューが充実することを

期待しています。

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