現場でいつも不機嫌な人がご機嫌になるための2つのコツ【がんばれ建設1838】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2021年9月14日
NO1838
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今日の一言
「感謝とチャンス」
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いつも不機嫌な現場監督と、機嫌がいい現場監督、
どちらの現場が儲かると思いますか?
「腹が立って、相手の意見に従えない」
「イライラして、なにも手につかない」
ネガティブな感情に振り回されることは、だれでもあるもの。
しかし、人生がうまくいくか、いかないかは
「感情次第」といっても、過言ではありません。
人生をうまく進めていく人の共通点は、
こうした自分の感情と現実との折り合いを
つけるのがうまいこと。
本気で
「現場をうまく運営したい」
「同じ会社の仲間や協力会社の方々と楽しく仕事をしたい」
と考えたときに、自分のネガティブな感情を
整理していくことは、どうしても不可欠なのです。
では、どうすれば、感情の整理ができるのでしょうか?
現場では、いつも不機嫌な人がいるものです。
朝、「おはよう!」と言っても、無表情にあいさつするだけ。
仕事の依頼をしても「今忙しいですけどねえ」としぶしぶ。
だれかがミスすると、
「何をやっているんだ。こんなやつと一緒に仕事をしたくねえな」
と怒り出す。
不機嫌な人は、不機嫌が許される状況だから、
不機嫌でいられるのです。
周りが、自分の機嫌の悪さを察してくれるだろうという
甘えがあるのかもしれません。
不機嫌な人は、どんなに仕事ができたとしても、
幼稚に見えてしまいます。
嫌なことをすぐに顔に出したり、少しのことで騒いだり、
人のミスを非難したりする姿は、
精神的な学習をしてこなかったのかとさえ
思われるでしょう。
いつも現場で不機嫌になり、社員や協力会社とうまくいかないAさんは、
現場で結果を出すことができません。
そこで、イラッとする気持ちを抑えて、
感謝の気持ちを伝えるようにしました。
いつもなら、朝いきなり「今日の作業は・・・」と伝えるところを、
「おはよう。今日も現場に来てくれてありがとう!」
と言うようにしました。
またミスを指摘する時も、今までなら「だめじゃないか」と
伝えていましたが、
「工程どおりに仕事をしてくれて、ありがとうございます。
ただし、この箇所を修正お願いします」
と言うようにしたのです。
すると周りの人たちはやる気を持って働いてくれるようになり
成果が出るようになりました。
待つことを、イライラした時間にしないための1つの方法は、
待たないことです。
例えば、予定どおりの時間に資材が届かず、
現場が止まってしまったとしましょう。
イライラして「いつになったら届くんだ」と思ってしまいがち。
しかしここは「現場をきれいにするチャンスだ」と考え、
作業員全員で現場の整理整頓の時間にするのです。
すると「資材の到着が遅くなったおかげで、
現場がきれいになった」と思えるでしょう。
感謝の気持ちと、ピンチはチャンスと思うことで
不機嫌をご機嫌に変えることができます。
一流の現場代理人は、自分の感情をコントロールできる人です。
『まんがでわかる 感情の整理ができる人は、うまくいく』
有川真由美著を一部参考にしました。
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【編集後記】
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毎月第2月曜日は、月刊「致知」を教材にして
勉強会を開催しています。
今月の勉強会では坂村真民さん、相田みつをさんの言葉に
心癒やされました。