社長ブログ

なぜ優秀な人ほど、現場で失敗をするのか【がんばれ建設1840】

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がんばれ建設 
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2021年9月16日
NO1840

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今日の一言
「成功か成長か」
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現場でミスをしてしまうことがあるでしょう。

ミスをした人を攻める前に、挑戦した末の失敗かどうかを

見極める必要があります。

「人は優れているほど多くの間違いをおかす。

優れているほど新しいことを試みる。」

と経営の神様ピータードラッカーは言っています。

「失敗を恐れるな」は多くの人がよく口にする言葉です。

だが、そんな企業に限って、失敗した際に責任を厳しく

追及することがあります。

これでは、多くの人が新技術、新工法への挑戦を怖がり、

新しいことに取り組もうとしなくなります。

挑戦をやめ、無難な予算や工程の目標を掲げ、

平穏に現場運営をしようとする現場では、成果はあがりません。

組織の健全さは、高い基準の要求にあります。

工事でいうと、厳しい予算や工程です。

高い基準を求めれば、当然失敗だって考えられます。

必要なのは、新しい挑戦をしない者は叱りますが、

努力し、挑戦したが失敗した者は叱らない姿勢です。

大隈重信は次のように言っています。

「諸君は必ず失敗する、ずいぶん失敗する。

成功があるかもしれませぬけれど、成功より失敗が多い。

失敗に落胆しなさるな。

失敗にうち勝たなければならぬ。

たびたび失敗すると、そこで大切な経験を得る。

この経験によって、もって成功を期さなければならぬのである。」

仕事の結果は、成功か失敗かではなく、成功か成長です。

挑戦したのち、その挑戦が成功するか、

はたまた失敗を通じて成長するかしかないのです。

日々成長を目指し、高い予算、工程目標を掲げて

現場運営したいものです。

『1分間ドラッカー』西村克己著 を一部参考にしました。