地産地消 木造高層ビルが札幌に完成 脱炭素化にも貢献【がんばれ建設1852】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2021年10月8日
NO1852
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今日の一言
「RCと木造のハイブリッド」
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札幌市に、木造の高層ホテル
「ザロイヤルパークキャンバス札幌大通公園」
開業しました。
地上11階建てで、この規模の木造高層ビルは国内初です。
本ホテルは北海道産木材(トドマツ・カラマツ・タモ)を
活用した高層ハイブリッド木造ホテルです。
低中層部(1~7階)が鉄筋コンクリート造
中層部(8階)1層が鉄筋コンクリート・木造のハイブリッド造、
高層部(9~11階)が純木造
となっています。
北海道内では、カラマツやトドマツなどの人工林が
利用期を迎えており、森林資源の循環利用が求められていました。
今回の建設工事では、木造部分の構造材の約80%を
北海道産木材でまかなっており、
道産木材・石材の利用はもちろん、
できる限り建築端材の有効利用にも配慮したといいます。
まさに「地産地消」です。
またこのことで、全体を鉄筋コンクリート(RC)造にした場合と比べ、
二酸化炭素(CO2)の発生を約1380トン抑制しています。
政府が2050年に温暖化ガスの排出量を
実質ゼロとする目標を決めたなか、
今後も国内でこのような脱炭素化の動きが
強まっていくことでしょう。
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【編集後記】
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ハタ コンサルタント株式会社では、
秋の公開セミナーシーズンが始まっています。
コロナ禍がやや沈静化しましたので、
セミナー会場に来場される方と、
やはりオンライン参加の方がいますので
ハイブリッド形式(集合型+オンライン型)にて行っています。
講師も受講生もかなり慣れてきて、
スムーズに運営できています。
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