なぜ「不安感」ではなく「危機感」を持つと現場がうまくいくのか【がんばれ建設1853】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2021年10月12日
NO1853
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今日の一言
「危機感は前向きな感情」
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現場がうまく進まないと不安な気持ちになります。
「工程が間に合うだろうか」
「予算オーバーしないだろうか」
「近隣クレームが来ないだろうか」
これらは、「不安感」と言います。
「不安感」は人の動きを止める感情です。
危機の状態では、「何もしないこと」がリスクになります。
一方、「危機感」は不安を打ち消し、
前に突き動かす感情です。
アイデアを出して、前向きな解決策を考えようという気持ちです。
「工程を間に合わせるために、プレキャスト化を進めよう」
「原価低減するために、VE提案を考えよう」
「近隣クレームが来ないよう、騒音、振動計を付けて常時監視しよう」
また「迷い」と「悩み」も意味が異なります。
「迷い」とは、不安感があり、いろいろな考えが
堂々巡りして解決にいたらず、動きが取れない状態です。
一方「悩み」とは危機感を持って解決策を
考え抜いている状態です。
考え抜く場合にも、「ギリギリまで考える」ことが重要です。
しかし多くの人が「ギリギリになってから考える」
ので解決にいたりません。
「危機感」を持って現場運営に取りかかりたいものです。