社長ブログ

なぜモテる人は仕事ができるのか~本田宗一郎に学ぶ仕事術【がんばれ建設1871】

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
がんばれ建設 
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2021年11月9日
NO1871

**************************************************
今日の一言
「働く人間ほど遊びを大切にする」
**************************************************

ホンダ自動車の創業者本田宗一郎さんは、明るく

エネルギッシュな方だったようです。

本田宗一郎さんの徹底した遊び方は、一つには相手の

気心を知り、気くばりをするためにあります。

本田宗一郎さんが原宿の本田技研本社の近くにあるフ

ランス料理店に行ったときのこと。

陽気に店のドアを開けた本田宗一郎さんに、店の従業

員は決して商売上の笑顔ではなく、心から歓迎すると

いった態度を示しました。

さらに、本田宗一郎さんに、芸能人かスポーツ選手に

対するようにサインすらねだるのです。

そして本田さんは料理を実に楽しそうに食べます。

かたわらに立つボーイにも冗談をいい、コックにはね

ぎらいの言葉をかけます。

特別の料理を注文したわけではないのに、本田宗一郎

さんのテーブルは、広い店内の中で、そこだけが大輪

の花が咲いたように華やかな雰囲気です。

昼食をとるのも本田宗一郎は賑やかな遊びにしてしま

うのです。

本田宗一郎さんは言います。

「遊びに行くのはモテに行くことだと私は信じている。

縄のれんや、煮干しをかじって立ち飲みする酒屋の店

さきに行くのだって、どこかしらモテるために行くの

である。

縄のれんのおばちゃんや、酒屋のおっさんが、笑顔を

向けて歓迎し、たがいに気の合うことがうれしいので

ある。

酒を飲んで楽しいのは、私にとって、何のかざりもな

く相手と共感できるときである。

そのためによく遊ぶのである。

私の人生は仕事で明け暮れはしたが、遊ぶのもまこと

によく遊んでいる。

これは、私のささやかな人生哲学たる、相手の身にな

ることの初歩なのだ。

金を出すのはオレだというので相手を無視したところ

で、そこに何の楽しさがあるだろうか。

遊びというのは、大切なものである。

遊びのへたな人間は人にも好かれないし、商売もでき

ない。

またとない時間を、その場にいる人たちとみんなで、

より楽しく、よりほがらかに、 共感の笑いとともにす

ごさずして何の遊びだろう」

コンビニ従業員の好きなお客さんは作業着を着た人だ

そうです。

その理由は明るいから。

朝は

「おはよう!」

「きょうも来ちゃったよ」

夕方は

「ごめんね。

まだあなたは仕事なのにビール飲んじゃって」

などと明るく話しをしてくれるのは、建設現場で

働く人が圧倒的に多いそうです。

人を明るくする人は、気遣いがあり、また何かに夢中

になることができる人でしょう。

遊び心がある人は、発想が豊かです。

子どものようにワクワクすることができるから、独創

的なアイデアや、企画がどんどんわいてきます。

それは、日ごろ、モテるために、人を「喜ばせること」、

「驚かせること」ばかりを考えているからできること。

働く人間ほど遊びを大切にするのです。

『本田宗一郎 「逆境」を生き抜く力』梶原一明著を

一部参考にしました。