社長ブログ

現場で働く人が幸せだとなぜ儲かるのか【がんばれ建設1876】

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
がんばれ建設 
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2021年11月16日
NO1876

**************************************************
今日の一言
「幸せの4因子」
**************************************************

生きる上では、幸せになりたい、と多くの方が思って

いることでしょう。

「幸せだ感じている人はそうでない人に比べて、生産

性が31%高い。創造性は3倍高い」というデータが

あります。

また、「幸せな人の欠勤率は41%、離職率は59%も低

い」などの、様々なデータが明らかになってきています。

社員や現場で働く協力会社の方々が幸せだと感じるこ

とが、現場の生産性に影響することがわかってきたのです。

では「幸せ」とはどういう状態でしょうか

慶應義塾大学の前野隆司教授は、仕事と幸福の関係は

4つの因子が関係しているとおっしゃっています。

「幸せなんて人それぞれの感じ方なのでは?」と思わ

れる人もいるかもしれません。

しかし、多くの人にアンケート調査をして分析すると

「幸せの共通点」も解明されています。

そのひとつが、前野先生が発見した「幸福の4つの因子」。

統計解析で見えてきたこの4因子が揃っている人は幸

せを感じていると言います。

では4つの因子を紹介しましょう。

「やってみよう」

「やってみよう因子」(自己実現と成長の因子)です。

「やってみよう」「挑戦しよう」という気持ちになっ

ている人は幸福だということです。

新しい工法や技術にチャレンジすることができる環境

であれば幸せを感じるのです。

「ありがとう」

「ありがとう因子」(つながりと感謝の因子)です。

「ありがとう」と言ったり言われたりすることが多い

人は、幸福だということです。

現場にて手伝ってもらったり、融通してもらったとき

に「ありがとう」という言葉が多い場合、幸せが多い

のです。

「なんとかなる」

「なんとかなる因子」(前向きと楽観の因子)です。

工程が守れそうでなかったり、予算がぎりぎりであっ

たとしても「なんとかなる」と前向きに楽観できるこ

とは幸せです。

新人や若手が失敗をしても、「なんとかなるぞ。俺が

責任を取るからやってみろ」という上司、先輩がいる

と、この因子が伸びます。

「ありのままに」

「ありのままに因子」(独立と自分らしさの因子)です。

人の目を気にせず、自分らしくいられていると感じて

いる人は幸せです。

男性社会である工事現場にて、女性や障がい者など

違いを認めてくれる現場は幸せ感が多いのです。

ではどうすればこの4因子が高まるのでしょうか。

新工法、新技術へのチャレンジを促進する

やれて当たり前のことでも「ありがとう」という

厳しい現場状況でも「なんとかなるぞ」という

どんな人が現場に来ても受け入れる

昔は、収入が上がったら後で「幸せ」になると思い

歯を食いしばって働いていました。

しかし、大事なのは今が幸せかどうかです。

働く人たちが、今この瞬間に幸せを感じているからこ

そ、生産性が上がり、現場や会社の業績が上がるのです。