なぜ有能な現場代理人が無能な工事部課長になってしまうのか【がんばれ建設1877】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2021年11月17日
NO1877
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今日の一言
「名選手は名監督にあらず」
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有能な現場代理人だった人を、課長や部長に昇進させ
たとたん、無能な部課長になってしまう事例をよく
見受けます。
現場では活躍するのですが、本社に入るとからきし
だめで部課長の仕事ができない人です。
現場運営技術と組織管理技術が異なることがその
原因です。
「名選手は名監督にあらず」という言葉があります。
その最も著名な例だと言われているのがサッカーのマ
ラドーナ。
選手としては、アルゼンチンを頂点に導いた世界的な
スーパープレイヤーです。
だがしかし、監督経験が少ないにも関わらず、アルゼ
ンチンの代表監督に選ばれました。
W杯では、誰の目から見てもダメな采配をし、実力が
あるアルゼンチンを敗退させたと言われます。
ではこのようなことがないようにどうすればよいの
でしょうか。
・現場代理人から部課長に昇進させる前に、部課長に
必要なことを教育する
(ほとんどの建設会社が、作業所長研修はしています
が部課長研修をしていません)
・部課長の資質がない人を、部課長に昇進させない
(現場代理人として有能であっても、部課長として
有能であるとは限りません)
・現場代理人としては特に有能でなくても、管理者
としての資質を見抜き部課長に昇進させる
特に、コロナ禍の中、リモートワークになってからは
特に、「働かない部課長」が問題となっています。
リモートワークでは、中間管理職を飛び越して直接や
りとりするシーンが増えたからです。
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【編集後記】
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コロナ禍が収まりつつありますが、それでも
オンライン研修がよいという建設会社が増えています。
オンライン研修でもリアル研修と効果が変わらず
参加者の移動負荷が減ることがその理由です。
一層オンライン研修の質向上に努めます。
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