社長ブログ

相手の話を聴かない建設技術者はなぜミスが多いのか【がんばれ建設1884】

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がんばれ建設 
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2021年11月29日
NO1884

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今日の一言
「二つ話して、八つ聴く」
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施工管理技術者には、コミュニケーション能力は

欠かせません。

中でも「聴く力」はとても重要です。

顧客、協力会社、近隣住民の声をしっかり聴いて

施工方法を考えることで、スムーズに工事を進める

ことができます。

相手の話を聴く3つのポイントです。

1)じっと我慢して聴く

二つ話して、八つ聴く。

このバランスを心得ていれば、コミュニケーションは

円滑になります。

ほとんどの人がしゃべりすぎです。

つい、話の途中で口をはさみたくなるものです。

じっと我慢をして聴くことから始めてみましょう。

2)相手の真意をくみ取る

「聴」を分解すると「耳」「目」そして「心」。

人の話は耳だけでなくて「目」と「心」で理解します。

そのことで相手が言ったこと(要望)だけでなく、

相手が心の中で欲していること(欲求)まで理解する

ことができます。

3)アドバイスしない

話を聴くと、ついアドバイスしたり、意見をはさみた

くなるものです。

アドバイスなどをせず、まずは受け容れましょう。

「自分を認めてくれている」「わかってくれている」

と感じると、心が開き、 親しみを感じます。

目を見て「そうなんですね」「いいですね」と相づち

を打ちなが らの共感を心がけると、人はもっと話し

たくなるものです。

「ただし」「でも」などの人の話を遮るような、バラ

ンスの悪い相づちは逆効果です。

感情を共にして、相手の呼吸に合わせて、心のこもっ

た相づちを打ちましょう。

仏教の教えに、お金がなくてもできる功徳として

「無財の七施(しちせ)」という言葉があります。

「眼施(げんせ)」(やさしいまなざしで人に接する)

「和眼施(わがんせ)」(いつも和やかに、穏やかな

顔で人に接する)

「言辞施(ごんじせ)」(やさしい言葉で接する)

「心施(しんせ)」(自分以外のものために心を配る)

「身施(しんせ)」(自分の身体で奉仕をする)

「床座施(しょうざせ)」(たとえば自分が疲れてい

ても電車の中で喜んで席を譲る行為)

「房舎施(ぼうしゃせ)」(自分が半身濡れながらも

相手に雨がかからないように傘を差しかける思いやり

の行為)

これら7つにも、相手の立場になって話を聴いたり

動いたりすることが書かれています。

私はいつも話しすぎて後悔することがあるので「聴く」

ことに注力します。

『人間力のある人はなぜ陰徳を積むのか』

三枝理恵子著を一部参考にしました。

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【編集後記】
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日本シリーズはヤクルトが勝ちました。
私は神戸の出身なので、オリックスを応援していまし
たが残念でした。


しかしここ数年の日本シリーズでは、一方的な展開で
したが今年は熱戦で力が入りました。

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