ICTを現場で活用しないと工事を受注することができなくなる【がんばれ建設1889】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2021年12月7日
NO1889
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今日の一言
「ICTの活用を評価される」
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国土交通省は、直轄土木工事の総合評価落札方式で、
入札参加者のICT(情報通信技術)活用の評価に取り組むと発表しました。
技術提案評価型(S型)の一部で評価項目に取り入れ
る他、施工能力評価型(I型)の一部でも施工計画に
記述を求めます。
国交省は技術提案評価型S型で、自動化施工や3次元測
量など取り組みの幅が広いICT活用の提案として
「ICT活用による生産性向上」を設定することとしま
した。
各提案に対して、高い効果が期待できる場合は満点を
効果が期待できる場合はその半分を、一般的事項のみ
の記載の場合は0点となります。
また、国交省は技術的な工夫の余地が比較的小さい小
規模な工事に適用施工能力評価型I型でもICT活用を評
価します。
発注者指定型のICT活用工事を対象に、入札参加者が
提出する施工計画にICT活用による生産性向上の記述
を求め、その妥当性の有無を評価します。
ICT活用による生産性向上の提案では、以下のよう
なものを挙げています。
IoT(モノのインターネット)
AI(人工知能
BIM/CIM(ビルディング・インフォメーション・モデ
リング/コンストラクション・インフォメーション・
モデリング)
プレキャストの活用
具体例としては、
AIや高速通信規格「5G(第5世代移動通信システム)
」による自動化・無人化施工
3次元計測技術による施工管理
BIM/CIMモデルによる工程管理の効率化
などを挙げています。
ICT技術の現場での活用は一朝一夕にはできないため
技術提案評価点に差が出ることが想定されます。
またICTの活用により、働き方改革にも効果がありま
す。
できるだけ早期にICTに取り組む必要があるでしょう。
なお、ハタ コンサルタント株式会社では技術提案
に関するセミナー、個別指導、提案書の添削を
実施しています。
国土交通省に限らず地方公共団体の提案書について
も対応しています。
詳しくはこちらをご覧ください。
https://hata-web.com/private-consulting/technical-proposal/
日経クロステック/日経コンストラクション
2021.11.25記事を一部参考にしました。