2022年幸運に恵まれる人の秘訣とは【がんばれ建設1902】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2021年12月28日
NO1902
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わたくは研修にて
「リーダーは何気ない言動をしてはいけない」
と話しています。
例えばプロ野球の監督が、8回裏、9対0で負けていると
きに
「もう今日は負けだな」
とつぶやいたり
やる気のない顔や態度をとっていると、選手の熱意は
下がり必ず負けるでしょう。
同じように、現場代理人が
「この現場は赤字だな」
「工程を守れそうにないな」
「この状況ではいつ事故が起きてもおかしくないな」
などとつぶやくと、現場で働く人たちのモチベーショ
ンは落ちます。
逆にリーダーがどんな状況でも前向きで積極的な
言動をすることで周囲の人たちの熱意は上がります。
年末にふさわしい、熱意が上がる言葉を紹介します。
▼感動のない経験を
何十回何百回重ねても価値ある経験とはいえない。
感受性の乏しい、感動もしない先輩よりも
感受性豊かな、感動する若者の経験のほうが
かえって経験としては価値があり、優れている。
(松下幸之助)
建設工事は現地生産、一品生産であるからこそ
思いもよらないことが起こり苦労します。
だからこそ、感動することができるのです。
工事を通して感動することができるすばらしい仕事で
あると、感謝の気持ちを持ちたいものです。
▼どんなおもしろい仕事をしても、
それをすべて無意味なものとして捨て去ってしまう
人がいる
一方どんなつまらない仕事でも、
一所懸命に力の限り取り組んで、その体験を生かす
人がいる
その両者の間には大変な違いがある。
(松下幸之助)
熊谷組の元社長大田弘さんに、黒部第四(黒四)発電
所建設工事に関連したお話しを教えていただきました。
『10年ほど前,私が故郷・宇奈月に帰った時のこと。
村の老女が私にこう言った。
「黒部での私の担当は炊事洗濯係,高い山で美味しいご
飯を炊くのは至難の業だった」
「男衆の元気の源は少ないおかずで腹いっぱい食べる
ご飯、私の炊くごはんは日本一だと誉めてくれた」
「こういっては何だが私が居なかったら黒四は出来な
かった。
黒四は私が造ったようなもの」と。
私は涙が止まらなかった。
無名の多くの人々にそれぞれの誇り,それぞれの黒四が
あってこそ世紀の偉業を成し遂げることができたのだ。』
私降籏は、映画「黒部の太陽」に憧れて建設業界に
入りました。
このような話を聞くと、改めて建設業界で働くことが
できて良かったと思います。
▼あなたの「これまで」が
あなたの「これから」を決めるのではない
あなたの「これから」が
あなたの「これまで」を決める
(宇宙物理学者・佐治晴夫)
私たちはどうしても、これまでの経験の延長線上に
未来があると考えてしまいます。
しかし変動する建設業界において、ICT、AI、BIM、
CIMなどの新技術に積極的に取り組んでこそ、これまで
の経験が生きてくるのでしょう。
▼幸運は元気そうな人についてくる
「運も実力のうち」。
運は相手を選んでやってくる。
「がんばるぞ」「負けるものか」と
前向きでいれば、幸運は寄ってくる。
運のよい人とは、不運を排除する能力もある。
右耳から入ってきた陰口や
自分の判断を惑わすと思った言葉などは、
左耳からすぐ捨てていく。
これから良くなる方法しか
考えない人のところに幸運がついてくる。
(井村雅代)
まさに「リーダーは何気ない言動をしてはいけない」
ことの重要性がわかる言葉です。
2022年は激動の1年になるかもしれません。
そんな中でも「元気」を出して「前向き」に
がんばりたいものです。
本年、ありがとうございました。
今日で2021年の「がんばれ建設」は最終日です。
2022年は1月6日より始めます。
どうぞ無事故でよいお年をお迎えください。
『致知手帳』『人生心得帖』を一部参考にしました。
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【編集後記】
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昨日は、名古屋も大雪でした。
(とはいえ5cmくらい積もっただけですが)
静岡県大井川上流の南アルプス山懐で、トンネルを
掘っているときのことを思い出しました。
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