社長ブログ

なぜ現場や業務の「改善提案」「創意工夫」を考える必要があるのか【がんばれ建設1906】

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がんばれ建設 
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2022年1月14日
NO1906

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私は研修にて「改善提案」「創意工夫」を書いていただ

く課題をよく出します。

現場の品質、原価、工程、安全、環境に関する改善提案

業務をより効率化するための改善提案

などを作成していただくのです。

しかし多くの方が「なかなか改善提案が思いつかない」

といいます。

IBMがかつて、創業以来の経営危機に陥ったときに、その

業績を回復させたルー・ガースナーは、その著作の中で

次のように書いています。

「企業変革において、人は4つのカテゴリーに分かれる。

『変化を起こす人』

『変化に巻き込まれる人』

『見守る人』

『変化に気づきすらしない人』

だ」と。

仕事は、「変える側」になると面白くなります。

同時に建設技術者として成長するでしょう。

そして「変える側」にならないと「変えられる側」か

「蚊帳の外」にしか居場所はありません。

現場や組織の問題に対して、愚痴、不平、不満をぐず

ぐずを言う人は「変えられる側」か「蚊帳の外」の人

です。

改善提案を考え、「変える側」に回ってみると、視野

が広がります。

部課長や経営者の考え方や苦労がわかるでしょう。

そして、今まで言っていた愚痴、不平、不満が、周りに

いかに悪影響を与えてきたかに気づくことでしょう。

こういう人こそが、将来大きな工事の担当をまかせられ

たり、工事部課長に登用されたりします。

日々、改善提案を考える習慣を身につけたいものです。

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【編集後記】
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名古屋は朝から雪でした。
私は雪の多い地域での工事経験が長いので
雪を見ると施工したダムやトンネルを思い出します。

雪の中、現場運営はたいへんでしょうが
くれぐれもご安全に。