社長ブログ

工事の依頼を断っても喜ばれる方法とは【がんばれ建設1927】

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がんばれ建設 
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2022年2月16日
NO1927

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建設業界では、頼んだり、頼まれたりする機会

が多くあります。

「・・・の会議に参加して欲しい」

「・・・の工事を施工して欲しい」

のような仕事の依頼や

「ゴルフ行こう」

「お食事どうですか」

などというゆるいお誘いもあるでしょう。

すべての依頼やお誘いを受けることができれば

よいのですが、そうはいかないことも多々あり

ます。

そんなときはどんな風にお断りすれば、相手に

感じよく伝わるのでしょうか。

「行けない理由」を一生懸命説明しようとする

人がいます。

相手に対する申し訳ない気持ちがそうさせるの

だと思いますが、これは逆効果です。

「あなたとの予定よりも、こちらの予定の方が

私にとっては価値が上だ」

という考えを強調するだけだからです。

「それよりも一生懸命伝えるべきは「行けなく

て残念な気持ち」です。

行きたかったのに残念です、ああすごく悔しい

な、なんでよりによって日程がかぶっちゃって

いるんだろう、次があったら絶対誘ってくださ

い、という具合です。

断る残念さを伝えることによって、むしろ関係

が良くなったら最高です。

「残念です」という気持ちを伝える以上に、

「誘っていただけてうれしい」という気持ちを

お伝えしたいものです。

こんな事例があります。

あるパーティでのことです。

パーティー会場に行ってみるとワインが届いて

います。

「これは何ですか?」 とたずねると、「先ほど

男性の方が来られて、これを主催者さんに渡し

てほしいと」 とスタッフさん。

そのワインには手紙も添えられていました。

「このたびパーティにお誘いいただいて、うれ

しかったです。

スケジュールが合わず、 ワインだけ届けにまい

りました」

このような心づかいは、誘った側にはとても

うれしいものです。

会議への参加や工事施工依頼をお断りする場合

単に「行けません」だけではなく、

「お声がけいただいてうれしい」という気持ち

を、せめてはがきに書いて送りたいものです。

そのことで、依頼した側は「またお声がけしよ

う」と思うものです。

断るときにこそ、その人の人柄がでます。

ご依頼を受けるとき以上に気をつけたいもので

す。

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【編集後記】
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月刊致知にて「オキシトシン」を学びました。

これは幸せホルモンと呼ばれます。

五感を刺激したり、人とコミュニケーションを

とることで脳にあふれるそうです。

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