建設業の人手不足倒産が増加 その対策は【がんばれ建設1928】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2022年2月17日
NO1928
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建設業界で倒産の恐れのある企業が約2万6000社
に上ることが帝国データバンクの調査で分かり
ました。
1)新型コロナウイルスの影響で売り上げが落ち
込んでいること
2)人手不足による影響によるコストが増えてい
ること
がその原因です。
1)新型コロナウイルスの影響
帝国データバンクが2022年1月31日に発表した建
設業界動向調査によると、21年に倒産した企業
は次の2つの特徴があります。
・直近の売上高が前期から平均で約26%減少
・有利子負債月商倍率(借入金などの有利子負
債が月商の何倍に当たるか)が平均で5.87倍
(5倍を超えると返済が難しくなる)
帝国データバンクは、建設業でこの2つの条件を
満たす企業を調べたところ、約2万6000社に上る
ことが判明しました。
新型コロナの感染拡大前の18年度は、同条件の
起業は約1万4600社でしたので、コロナ禍の影響
で破綻するリスクの高い建設会社が2倍近くまで
増えたことになります。
2)人手不足の影響
帝国データバンクの雇用過不足感調査(正社員)
によると、政府が最初の緊急事態宣言を解除した
後の20年6月以降、建設業は、全業種と比べて
人手不足感が強まっています。
背景には、運送業など他業種との人材の奪い合
いや、技能実習生ら外国人労働者の確保が困難
になっているという事情があります。
また、若手社員の離職の多さも大きな問題です。
総務省が22年2月1日に公表した労働力調査では
21年の建設業の就業者数は482万人(平均値)と
前年比で10万人減りました。
19年から3年連続の減少です。
就業者の減少は、労務費や外注費などコストの
上昇を招き、利益を圧迫します。
谷川 博著 日経クロステック/日経コンストラクション
2022.02.08記事を一部参考にしました
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