社長ブログ

カーリング日本代表に学ぶ現場ピンチの乗り越え方【がんばれ建設1930】

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がんばれ建設 
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2022年2月21日
NO1930

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カーリング女子日本代表が北京オリンピックで

銀メダルを獲得しました。

今回、私は試合を観る機会が多く、次第に

引き込まれました。

平昌五輪では「そだねー」という声が目立ち

ましたが、今大会で目立っているのは「ナイ

スー」です。

狙い通りのプレーをすれば当然「ナイスー」な

のですが、彼女たちは「微妙かも」というとき

も何かしらのメリットを見つけて「ナイスー」

と声をかけて、すぐ次のプレーに切り替えてい

ます。

結果的に多少のミスをリカバリーできるケース

のほうが多いのは、「ナイスー」などの声で、

思うようなショットができなかった人の気持ち

を軽くしているうえに、チーム全体が次のプ

レーへ切り替えているからでしょう。

「ナイスー」と並ぶロコ・ソラーレのポジティ

ブな姿勢を表しているのがハイタッチです。

彼女たちは手痛いミスで失点したときもハイ

タッチを必ずしています。

たとえば、イギリス戦の第6エンドで「2点を

狙った難易度の低いラストショットが氷上のゴ

ミで失速してしまう」という不運に見舞われた

ときも、顔を下げずハイタッチを交わしていま

した。

ハイタッチも、「ナイスー」も、ネガティブに

なりそうな気持ちをリセットしてポジティブに

戻すためのスイッチになっているのかもしれま

せん。

極め付きはアメリカ戦の10エンド。

吉田夕梨花選手の2投目が狙ったところにいか

ず、微妙な空気が流れたとき、すかさず吉田知

那美選手が「これはこれで新しい技!」と声を

かけ、全員が笑顔に包まれました。

脳科学者の茂木健一郎さんは、脳にプラスの

刺激を与えることで脳は活性化する、と言って

います。

脳へのプラスの刺激とは

言葉(やれる、できる、ナイスー)

動作(ハイタッチ、ハグ、ガッツポーズ)

表情(笑顔、前向きな表情)

です。

これらを意識して行うことで、たとえピンチな

場面であっても、脳は「もしかしたらチャンス

なのかもしれない」と勘違いし、「熱意」が

高まるというのです。

建設工事現場では、数々のピンチに見舞われ

ます。

降雨による工期遅延、物価高による原価高騰

事故の発生、顧客や近隣住民からのクレーム。

このような時に、「だめだ」「何をやっている

んだ」などというのではなく「ナイスー」と

言って、ハイタッチすることで、「このピンチ

は実はチャンスかもしれない」と脳が錯覚して

くれます。

カーリング日本代表のように、工事現場におけ

るメダリストになりたいものです。

東洋経済 木村 隆志著 2022/02/18記事を

一部参考にしました。

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【編集後記】
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昨日は、ある建設会社の研修を実施しました。

平日はなかなか社員さんが集まれないという

ことで日曜日開催でした。

日曜日ということで皆さん積極的に参加して

いただけるか心配でしたが、とても熱心に参加

され社風の良さを感じました。

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