社長ブログ

評価される技術提案3つのポイント【がんばれ建設1936】

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
がんばれ建設 
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2022年3月2日
NO1936

**************************************************

建設技術者に必要な資質は3つあります。

1前に踏み出す力

2考え抜く力

3コミュニケーション能力

このうち、考え抜く力が不足している、とよく

聞きます。

公共事業では入札前に「技術提案」を作成し

なければなりませんが、なかなかその評価が

高くならないというのです。

私は技術提案の評価をしたり、コンサルティン

グをする中で、評価されるためには3つの要素

があると見いだしました。

1)文章力

提案書は「紙面」で提出します。

そのためいくらいい提案でも、上手に文章表現

されていないと、その良さが相手に伝わりませ

ん。

これを「理科系の作文技術」といいます。

同名の書籍があるので、私はまず、本書を読む

ように勧めています。

2)着眼点

この工事案件で、どんな問題の発生が予想され

るか。

発生が予想される問題とその原因を着眼点と

いっています。

現場と図面を見て、発生が予想される問題が

頭に浮かばなければなりません。

これがずれていると、いくら提案そのものが

良くても評価されません。

3)提案

発生が予想される問題を解決するための提案

を考える必要があります。

その際評価されるためには3つのポイントがあ

ります。

1効果の大きさ

標準案と比べて効果が大きくなければなりませ

2実施の確実性

その提案を確実に実施できるかという観点です。

例えば、「工事用車両の速度を20km/h制限す

る」では本当に速度制限できるのか、不確実で

す。

この場合は、「速度を20km/hとなっているか

測定し、違反車両は退場させる」とすると

確実性は増します。

3効果の確実性

記載されている効果が確実に発現するのかとい

う観点です。

とくに新技術、新工法などの実績が少ない技術

は、実験レベルではうまくいったかもしれない

が実際の現場ではそんなにうまくいくのか

と思われます。

*************************************************
【編集後記】
*************************************************

昨日は1日、新規DVDの収録を行いました。

1日話し続けるとさすがに最後はやや声が

かすれましたが、いいものができました。

完成したらお伝えします。

*************************************************