社長ブログ

なぜ一人勝ちしようとする現場代理人はうまくいかないのか【がんばれ建設1940】

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がんばれ建設 
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2022年3月9日
NO1940

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ウクライナの状況が悪化しています。
ウクライナでは18~60歳の男性は、国を守るた
めに国に残り、その他の女性や子供達が出国
しているようです。

男性ひとりが生き延びるのは、弱い女性や子ど
もを含めた共同体が生き延びていくことより簡
単です。

自分さえ強くなり、敵から逃れ、 自分だけの
食料を確保できれば、それで生き延びることが
できます。

しかしヒトとして種を残していくためには、弱
い女性や子どもも守らなければいけません。
共同体として生き残らなければならないので
す。

そのためには、みなで協力して生き延びようと
する社会性が必要になってきます。

その昔、ネアンデルタール人は、社会性を
つかさどる前頭葉が小さかったので、滅び
たと言われています。

会社や現場をうまく運営するためのコツとは、
他者を思いやること。
自分さえよければいいと考えるのではなく、お
互いを思いやり、みなで協力して生き延びよう
とする社会性をもつことなのです。

かといって、自分のことはないがしろにして
他人のことばかり考えるというわけにはいか
ないでしょう。

生き残るにはまず自分が勝たなければなりませ
ん。
しかも勝ちつづけなければならないのです。

ではどうしたら、他者への思いやりをもちつ
つ、勝ちつづけることができるのでしょうか。

そのコツは、勝ちすぎないこと。

自分だけが楽をしようとか、元請だけが
儲かろうとか、成果を独り占めしよう、などと
考えるといずれ足元をすくわれます。

勝ちすぎない、ひとり勝ちしない道を選ぶの
が成果を出す方法です。

自分だけが生き残って、ほかは全滅しようがか
まわない、という道より、自分も生き残るけれ
どまわりも生き残れる道を選ぶ。

まわりとうまく共存できる道を探る。
このほうが結果的に、長く生きのびることがで
きるのです。

顧客、協力会社、近隣住民など
現場にかかわる人すべてが笑顔になるような
組織運営を進めたいものです。

『科学がつきとめた「運のいい人」』
中野信子著を一部参考にしました。

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【編集後記】
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昨日は、NPO法人建設経営者倶楽部KKC
関西支部の旗揚げ講演会でした。
多くの方にご参加いただきました。
私の生まれ故郷神戸で開催できたこと
とてもうれしく感じました。

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