社長ブログ

成功する技術者は話す力より聴く力【がんばれ建設1944】

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がんばれ建設 
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2022年3月15日
NO1944

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相手の話を聴くことはとても重要、とよく言わ
れるもののなかなかうまくいきません。

一方、成功している多くの人は、聞き上手だっ
たようです。

田原 総一朗が書かれた『コミュニケーション
は正直が9割』には、聞き上手だった方々が
紹介されています。

元首相の田中角栄さんは官僚の名前、誕生日、
出身地まですべて頭に入っていたといいます。

驚くべきは田中さんの頭脳ではなく、彼の官僚
たちに対する向き合い方であり、スタンスで
しょう。

田中さんは陳情に来た人すべての話を聞き、帰
るときには玄関まで見送りに出たそうです。

あるとき、地元新潟のおばあちゃんが1人で
やって来ました。
そのときも話を聞いた後、見送りに出たそう
です。

やはり、元総理大臣だった中曽根康弘さんも
聞き上手だったそうです。

ワンマンで自分の意見を押し通すイメージが
ありましたが、相手の話を聴くときは、大学
ノートを取り出し、深く頷きながらメモを取る
のだそうです。

「経営の神様」といわれていた松下幸之助さん
や、ソニー創業者の盛田昭夫さんもやはり聞き
上手で、田原総一朗さんが取材に行くと、逆
に質問を受け、話をたくさん聞いてもらった
ようです。

政治家にしても経営者にしても、成功している
一流の人たちほど人の話をよく聞きます。
相手の話をよく聞くことで情報を得るわけで
す。

それだけでなく、「この人は真剣に自分の話を
聞いてくれる」という、相手からの信頼を得る
ことができるのです。

建設技術者は、顧客、協力会社、近隣住民の
話をまずはよく聞く必要があるでしょう。

そのことで、工事をスムーズに進めることが
できるのです。

その際には、相手の話に対して相槌をしっかり
打つことが大事です。
そして場合に応じてしっかりとメモを取りま
す。

さらに相手に話を促す場合には、
「つまり○○○ということですか?」
「それは○○ということでしょうか?」
などと、話を自分なりに解釈して再び相手に投
げかけると効果的です。

すると、相手は「自分の話をよく聞いて、しっ
かり考えてくれているな」と感じ、さらに話し
たくなるのです。

『コミュニケーションは正直が9割』
田原 総一朗著を一部参考にしました。

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【編集後記】
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本メルマガは、早朝ドトールに立ち寄って
書いています。
今朝もドトールに行くと、注文する前にカップ
にコーヒーを注いでいました。
私が「素早いですね」というと「いつも
ありがとうございます。」と。
ひっきりなしに来客のあるお店で、顔を
覚えるとは、一流のキャストだと感心しまし
た。

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