戦いに勝つコツは、戦うな、攻めるな、長引かせるな【がんばれ建設1945】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2022年3月16日
NO1945
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ウクライナ情勢が緊迫しています。
テレビの画像を見ると目を覆いたくなります。
孫子の兵法で有名な孫子は、「非戦・非攻・
非久」と言っています。
戦いに勝つには
戦うな、攻めるな、長引かせるなーという意味
です。
一つ目の「非戦」は、戦ってはいけない、
戦わずに勝つ方法を考えよ、ということです。
そのために大事なのは、こちらが誰にもマネで
きない、自分にしかできない「オンリーワン」
の分野を持つことです。
新技術、新工法を開拓すること
秀でた技術提案を考えることができること
1級施工管理技士を3つ以上持っていたり
難しい資格を取得していること
などであれば、オンリーワンになれるでしょ
う。
次の「非攻」は、自分から力で相手をねじふせ
るようなことをしてはいけない、 というこ
とです。
自分のテリトリーを超えないということでもあ
ります。
自分が弱者であれば、この地域でしか施工しな
いとか、医院、老人施設しか施工しないと
いうように地域や商品を絞り込む戦略です。
また逆に、自分が強者であるなら、徹底して
原価低減をして、受注金額を下げ、ライバルが
撤退するまで続け、寡占化を目指すやり方で
す。
そして第三の「非久」は、「もう争わないわけ
にはいかないな」となったら、それを長引かせ
てはいけない、ということです。
人間関係のもめごとなど、長引くと泥沼化して
解決の糸口が見えなくなります。
最初はよい関係を築けるよう全力投入し、
それでもダメなら思い切って距離をおくのが
よいでしょう。
「負けるが勝ち」ということもありますから、
当面は揉めている相手にわざと勝ちを譲ること
も戦略の一つです。
「逃げる」こともまた大事な一手だということ
です。
現場運営に困ったら、「非戦、非攻、非久」
で対応したいものです。
『超訳 孫子の兵法「最後に勝つ人」の絶対
ルール』田口佳史著を一部参考にしました。
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【編集後記】
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昨日はDVD収録をしていましたが、花粉症を
抑えながら話しました。
今日は黄砂が飛ぶようです。
皆さんもお気を付けて。
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