現場担当者の負担を減らす現場支援者という選択肢とは【がんばれ建設1962】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2022年4月13日
NO1962
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◆現場担当者の負担を減らす
現場支援者という選択肢とは
2024年に、建設業にて残業時間を
45時間/月に規制する法律が施行されます。
一方、品質問題が起きる度、
現場担当者の仕事は増えるばかりで、
どうすればよいのか悩む人も多いことでしょう。
そこで「現場支援者」を配置することで、
現場担当者の負担を減らすという方法があります。
私が関与しているある建設会社では、
現場支援者を配置することで、
それまで毎月80時間の残業をしていた
現場担当者の残業が約50時間に減りました。
まだ45時間/月には達していませんが
大きな効果がありました。
現場支援者は、現場担当者が行う主として
内業(書類作成、整理等事務所にて行える業務)
を実施します。
本社に、現場支援チームを作り、
そこに事務系社員を配置することが多いです。
施工管理技術者の採用は困難ですが、
事務系の方の採用は比較的容易にできます。
派遣社員やパートアルバイトという
選択肢もあるでしょう。
また、元社員で、結婚退職した方に
テレワークにて業務を実施してもらう事例も
あります。
支援を依頼する業務は以下のようです。
工事写真用の電子黒板の作成
工事写真の整理
安全書類の作成や整理
安全看板の作成
安全パトロール・災害防止協議会に関する書類
の作成や整理
届出書類の作成や整理、保管
施工体系図などの組織関連書類の作成
納品伝票・請求書の整理
周辺住民への配布資料作成
積算(数量拾い)
工事会議の議事録作成
労務管理(自社員の残業、休日や技能者の常用管理)
図面の作成や修正
写真撮影や測量の手元
検査立会補助や書類作成、整理
事務系社員が現場支援業務を行う場合、
現場業務に関する基礎知識が必要です。
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【編集後記】
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昨日は一日ずっと社員さんの面談でした。
たくさんのお話しを聞くことができ、とても勉強になりました。
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