若手社員に整理、整頓をどのように教えるとよいのか【がんばれ建設1964】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2022年4月18日
NO1964
◆若手社員に整理、整頓をどのように教えるとよいのか
5S(整理、整頓、清掃、清潔、躾)という言葉は
現場でもよく使われているでしょう。
一方、その意味を正しく理解している人は少ないです。
整理;要るものと要らないものを分けて、
要らないものを捨てる
整頓;要るものをすぐに取り出せるようにする
(誰でもすぐに目で見てわかるようにする)
清掃;ゴミ、汚れなしにする
清潔;整理、整頓、清掃をやり続けている状態
(そのためにはルールが必要)
躾;清潔を保つためにルールを強制すること
例えば机の上を考えると次のようになります。
整理;要らない書類を捨てる
整頓;要る書類をファイリングする
清掃;机の上を掃除する
清潔;30分以上席を立つときには、机の上に
何もない状態にする
躾;清潔のルールを守っていない人に、
そのルールを強制する
本メルマガの読者の中に、毎日歯を磨かない人は
いないでしょう。
しかし多くの子供は歯磨きが嫌いです。
そのため親は、朝晩食後30分以内に、
歯を磨くように伝えます(清潔)
それでも歯磨きをしない子供には、
親は強制的に、歯磨きをさせます。
時には、子供の口の中に歯磨きを突っ込んででも
歯磨きを強制します。
それを続けているうちに、子供は歯磨きの
気持ちよさを体感し、歯磨きが習慣となります。
すると朝晩には自動的に歯磨きをするように
なるのです。
ではなぜ親は子供に歯磨きを強制するのか。
それは子供に対する愛情があるからです。
子供には健康になって欲しいという愛情が強いほど、
子供に厳しく「躾」をするのです。
さて、新入社員研修が終わり、そろそろ新入生は
現場に配属される時期です。
共に働く上司、先輩は、まずは整理、整頓、清掃に
関するルールを新入生に伝え、
その上で、そのルールを強制する必要があります。
それこそが、新入生に対する「愛情」です。
これは新入生だけでなく、若手社員に対しても同様です。
新入生や若手社員とともに働く上司、先輩は、
愛情を持ってまずは5Sの実施を徹底しましょう。
それこそが新入生や若手社員の財産に
なると思います。
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【編集後記】
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新入生を迎える上司、先輩セミナーを
実施することが多いです。
新入社員はもちろん不安でしょうが、
迎える上司、先輩も不安です。
よい関係を築けるようしっかり研修実施します。
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