現場の生産性を向上させるための3つのポイント【がんばれ建設1965】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2022年4月19日
NO1965
◆現場の生産性を向上させるための3つのポイント
国土交通省が現場の生産性向上を目指し、
2016年に「i-Construction」の取り組み始めました。
人手不足と高齢化の問題解決に向けて、
ICTの活用や施工時期の平準化を進めてきました。
その結果、2019年時点で建設業全体における労働生産性は
i-Constructionを始める前と比べて約7%上昇しました。
ただ、それでも全産業平均の6割未満です。
今後さらに、生産性を向上させるのはどうすれば
よいでしょうか。
現場の生産性を向上させることは建設会社にとって
最重要課題です。
生産性を向上させることで、人手不足を解消でき、
会社の業績を上げることができます。
ここで生産性とは、付加価値(粗利益)を
総労働労働時間で割ったものです。
生産性を上げるためには、3つの手法があります。
◆原価低減
まずは原価を低減させることが重要です。
そのためには5つの手法があります。
1)明確で具体的な予算を作成する
2)いつもと異なる施工法を考える
3)現場の手待ち、手戻り、手直しをなくす
4)中間チェックをして予算を見直す
5)工事精算後、施工を振り返って反省する
現場の整理整頓を進めたり、集中購買の活用によって
購入単価を下げることも含まれます。
◆工期短縮
生産性向上のための工期短縮手法には
3つの方法があります。
1)外部にて作業する
プレキャスト化、鉄筋や管材の地組化などが
あてはまります。
2)同時並行作業する
通常は直列で作業するところ、並列で作業することで
工期短縮できます。
3)作業の効率化
山崩しと言われる作業の平準化、輻輳する作業を分離し、
できるだけ単独作業にすることで、作業を効率化することができます。
◆新技術、新工法、ICTの活用
NETIS(新技術情報提供システム)などに
公表されている新技術、新工法を活用したり、
ICTを用いて工数を減らすことです。
BIM/CIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング
/コンストラクション・インフォメーション・モデリング)、
AI(人工知能)、建設ロボットの導入が当てはまります。
これら3つの手法を実践することで、企業収益が向上し、
賃金を上げることができます。
そのことで人手不足の解消も可能になるでしょう。
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【編集後記】
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4月21日(木)建築家安藤忠雄さんの講演会が
とても楽しみです。
これまで何度か話しを伺っていますが
新たな演題にてお話しいただけるようです。
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