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社長ブログ

30年ぶりの大台超え 建設投資81兆円が意味すること【がんばれ建設2492】

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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2026年2月2日
NO2492


◆30年ぶりの大台超え 建設投資81兆円が意味すること

令和8年度(2026年度)の
建設投資見通しが発表され、
総額はなんと81兆700億円。

これは1996年度以来、実に30年ぶりに
80兆円を突破する見込みです。

注目すべきは、
この投資の伸びをけん引しているのが
「公共事業」と「民間オフィス建設」
であるという点。

建設業で働く者にとって、
これからの働き方やキャリア設計に
大きく関わる重要なニュースです。

■ なぜ今、建設投資が増えているのか?

建設経済研究所と経済調査会によれば、
政府投資は前年比7.2%増の27兆9900億円。

土木分野では19兆4700億円、
建築分野では8兆5200億円と、
それぞれ前年を上回る見込みです。

特に、国が進める
「第1次国土強靱化実施中期計画」の
初年度として1兆5500億円の公共事業費が
補正予算に計上されました。

これは災害対策や老朽インフラの更新といった
社会的課題への対応が急がれていることの現れです。

■民間建築も堅調。注目は“オフィス需要の復活”

民間投資も前年比4.9%増の
53兆800億円と見込まれています。

特に非住宅分野(オフィス、工場など)は
6.7%増の21兆7700億円と好調です。

オフィス建設が伸びている背景には、
以下の要因があります。

・出社率の上昇により、企業が
 都心部の高機能ビルを再評価している

・人材採用の観点から「好立地」「高スペック」な
 オフィスへのニーズが高まっている

つまり、「働く場」の価値が
見直されているということ。

これは、建築技術者にとって
設計・施工の幅が広がる
チャンスとも言えます。

■若手技術者に伝えたい3つの視点

このような中で、
若手技術者が今後のキャリアを考える際に
持っておくべき視点を3つ挙げます。

1) 長期的な視野を持つ
 補正予算で始まる公共投資は
中長期にわたるプロジェクトが中心。
1年単位で仕事を見るのではなく、
5年、10年のスパンで
キャリアを描く意識が必要です。

2) 民間の需要にも目を向ける
 民間オフィス・工場案件は、
設計自由度が高く、創意工夫の
余地が大きい分野。
提案力や新技術の活用が
評価されやすいのが特徴です。

3) 「脱炭素大改正」にも備える
 住宅分野では、2025年の
「省エネ法・建築基準法改正」による
“反動”を経て、2026年度に再び着工数が
増えると見られています。
今後は省エネ基準対応の
知識・スキルが必須となるでしょう。

■ 最後に

建設投資の増加は一見、
追い風のように感じられますが、
現場では「人手不足」「コスト高」「技術継承」
といった課題も深刻です。

この追い風に乗るためには、
ただ作業に取り組むのではなく、
「この状況を自分の成長にどう活かすか?」
を考えることが重要です。

皆さんの現場経験こそが、
次世代の建設を支える“人財”をつくります。

ぜひこの機会を自分のチャンスと捉え、
日々の業務に取り組んでください。

※記事は日経クロステック/日経コンストラクション
「建設投資見通し26年度81兆円、30年ぶりの大台超え」
(2026年1月22日)をもとに構成しています。

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【編集後記】
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先週末は札幌に行っていました。
4年ぶりの大雪とのことで、
除雪会社は大忙しの様子でした。
事故なく市民の生活を守られますこと祈ります。

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