チャットボットを活用すると生コン打設手間を半減できる【がんばれ建設1972】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2022年4月28日
NO1972
◆チャットボットを活用すると生コン打設手間を半減できる
コンクリート打設というと、建設工事現場では
お祭りです(私はそう思っていました)
それまで積み重ねてきた、
型枠組、鉄筋組、埋設物設置、清掃作業などの
集大成としてコンクリートを流し込むからです。
一方、コンクリート打設には多くの関係者が
関与します。
顧客、生コン会社、土工、左官、埋設物に
関係する機械・設備会社、警備会社などです。
これらの方々と綿密にやりとりをし、
調整をしながら打設を進めるのが
施工管理技術者の役割であり、責任です。
計画通り順調に進んでいる場合はよいのですが
計画変更されることが多いです。
降雨、強風などの天候の変化、数量変更、
生コンの品質上の問題、周辺道路の
渋滞等の変化があると、
関係者に迅速に連絡をする必要があります。
関係者への連絡が遅れると、
手待ちの発生生コン品質悪化、
打設時間の延長などの問題が起きてしまいます。
そこで近年は関係者間でLINEグループを作って
同時に相互連絡できる仕組みを作っている
会社があります。
例えば数量変更があると、生コン会社はもちろん、
警備会社も時間延長があることを理解して
その体制を取ることができます。
さらに一歩進めて、チャットボットを
活用して情報共有するシステムが開発されました。
西松建設が、L is B(東京都千代田区)、
日本ディクス(東京都港区)と共同で
開発したコンクリート打設情報共有システムです。
チャットボットとは、人と人の会話を示す「チャット」と
自動プログラムを示す「ロボット」を組み合わせた
言葉であり、人間同士が会話をするように、
ロボットが自動で対話する技術のことです。
チャットボットを活用する利点としては、
人を介さずに対話の自動化が可能ことです。
元請技術者が手配表を作成すると、
チャットボットが自動的に関係者との
やりとりをスタートします。
さらに、生コン打設変更があれば対応の可否確認、
関係者の応答をシステム上で管理するので、
連絡やチェックの漏れを防ぐことができます。
何より、それらのやりとりをチャットボットが
行ってくれるので、元請技術者は随時のやりとりを
行う必要がないのです。
また、数量データの管理も可能で、
出来高の集計作業を軽減することもできます
今後の業務効率アップに期待されます。
詳しくはこちらをご覧ください。
https://release.nikkei.co.jp/attach/620411/02_202110271031.pdf
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【編集後記】
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あすから長期休暇を取られる方も多いことでしょう。
経済を活性化するために、安全を確保しながらでかけたいものです。
本メールマガジンは5月8日(日)までお休みいただき、
5月9日(月)より再開します。
またお目にかかるのを楽しみにしています。
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