現場で判断に迷ったときに、頼りにすべきこととは【がんばれ建設1973】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2022年5月9日
NO1973
◆現場で判断に迷ったときに、頼りにすべきこととは
ゴールデンウィークで今年は旅行された方も
いるのではないでしょうか。
私は学生時代に、片岡義男著の「時には星の下で眠る」を読み、
星の下で眠りたいと思いたちました。
そしてバイクに寝袋を積んで、ツーリングにでかけました。
テントなどは張らず、広い草原に寝袋を置いて
星を見ながら眠りました。
すると夜中に、小便がしたくなって目が覚めます。
寝袋から起き出して少し離れたところでしようと
懐中電灯を片手に少し歩いていって、小便を済ませました。
その後、寝袋のあるところに戻ろうとすると、
戻れないのです。
月が出ておれば明るいのですが、星明かりだけだと、
寝袋がある方向も距離もわからなくなるのです。
ですから夜、草原で寝袋を離れる時は、
懐中電灯は持っていくのではなく、
明かりを点けて寝袋のところに置いておくことが
大事だと知りました。
その明かりを見失わないようにして離れれば、
必ず、元の場所に戻ることができるのです。
私は、判断に悩んだときには、
哲学書をひもときます。
哲学書などに書かれている言葉は、
懐中電灯のようなものなのだと思います。
どのような判断をするのが正しいのか
わからなくなったときには、
懐中電灯ならぬ、哲学書の言葉に導かれて、
的確な判断ができるように思います。
細々としたことに時間を費やされ、
こんなことをしていて良いのだろうかと思ったときには
「小積もりて大と為るがなり」
という言葉を思い起こします。
新規事業を始めようとして、うまくいくかどうか、
そもそも自分自身がやるべきことなのだろうかと
思ったときには「動機善なりや。私心なかりしか」
と自分に問い詰めます。
現場で判断に迷うことがあることでしょう。
そんな時こそ、心の中の懐中電灯を持ち続けたいものです。
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【編集後記】
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連休中は、メルマガの作成をお休みさせて
いただきました。
その間、たくさんの本を読んだおかげで
新たに書きたいことがたくさん浮かびました。
お楽しみに。
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