3Dプリンター型枠で工期6割短縮【がんばれ建設1981】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2022年5月24日
NO1981
◆3Dプリンター型枠で工期6割短縮
3Dプリンターの活用というと、
意匠の複雑な建築工事という印象でしたが、
土木工事にて採用された事例が登場しました。
歩道橋の柱脚基礎の埋設型枠を3Dプリンターに
て印刷造形して設置しされました。
型枠作成がプレキャストで、さらに脱型が不要になり、
養生期間も不要なため、6割の工期短縮につながりました。
今後、工期の厳しい工事案件にて活用できそうです。
施工したのは清水建設で、同社の技術研究所で
「型枠」がわずか3時間で造形されました。
誤差は±5mです。
それを現場に運び、中にコンクリートを打設します。
脱枠も、そのための養生も不要です。
清水建設の3Dプリントの特徴は、
繊維補強セメント複合材料「ラクツム」を使って、
2m以上の高さを積層できる点です。
詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.shimz.co.jp/company/about/sit/topics/topics08/
型枠大工が、どんな複雑な形状でも
原寸をひきながら型枠を組んでしまうことに、
私は現場で尊敬の気持ちを持って見ていました。
ところが職人の高齢化でこのような技能の
伝承が今後大きな問題になっていくことでしょう。
その課題解決に、3Dプリンターによる型枠造形手法が、
一役買いそうです。
日経クロステック/日経コンストラクション
2022.05.17記事を一部参考にしました。
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【編集後記】
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新入社員育成2ヶ月コースがいよいよ最終講となります。
4月初旬には不安げな表情だった新入社員が
日に日にたくましくなってきました。
今後の現場での活躍を祈っています。
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