自燃性で生きればイチロー選手になれるか【がんばれ建設1987】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2022年6月7日
NO1987
◆自燃性で生きればイチロー選手になれるか
研修で受講生に課題を与えると、その後の対応は
3種類に分かれます。
・可燃性
火をつけると燃えるタイプです。
叱ったり、褒めたりするうちに心に火がつき
やる気を持ってがんばります。
・不燃性
火を付けても燃えないタイプです。
忙しい、意味を感じない、時間がないなどと
言い訳が先にたち、実行しません。
・自燃性
こちらから特に働きかけなくても、
課題の意味を自分で考え、自ら燃えるタイプです。
この人は、自分で自分の心に火をつける方法を
知っています。
この3種類の人を比べると、やはり自燃性の
タイプの人は成長の度合いが違います。
乾いたスポンジに水が浸透するように
すべてのものを吸収し成長していきます。
『小さな人生論4』藤尾秀昭著に、
イチロー選手のことが書かれていました。
イチロー選手はまさに自燃性の方です。
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侍ジャパンの監督を務めた小久保裕紀さんが、
イチローについて忘れられない思い出があると
『毎日新聞』に書いていた。
小久保さんはプロ二年目に本塁打王を獲得。
だが天狗になり、翌シーズンは散々。
一方イチローは三年連続の首位打者へ驀進中。
「その年のオールスターゲーム、
外野を二人でランニング中に彼に聞いた。
「モチベーションが下がったことないの?」
するとイチローは私の目を見つめながら
「小久保さんは数字を残すために、野球やっているんですか?」
と言った。
「僕は心の中に磨き上げたい石がある。
それを野球を通じて輝かしたい」
自分はなんと恥ずかしい質問をしたのかと、
顔が赤くなった。
彼の一言で
「野球を通じて人間力を磨く」
というキーワードを得た。
イチロー選手は、数字や外部の状況に惑わされず、
自らを磨き、自ら燃えるすべを知っているからこそ、
長く世界で活躍できたのでしょう。
少しでも自燃性の人に近づきたいものです。
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【編集後記】
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昨日は久々に大阪に行きました。
御堂筋の緑が美しかったです。
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