社長ブログ

なぜ上司は部下に教えてはいけないのか【がんばれ建設1995】

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がんばれ建設 
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2022年6月21日
NO1995

◆なぜ上司は部下に教えてはいけないのか

学習指導要領が改定され、そこでは「探究」が

フォーカスされています。

2022年度からは高校の教育課程に「総合的な探究の時間」

が組み込まれ、その他にも

「理数探究」「日本史探究」「世界史探究」

「地理探究」「古典探究」 などの科目が新設されます。

文部科学省は探究を、

「問題解決的な活動が発展的に繰り返されていく

一連の学習活動のこと」と定義しています。

従来の教育では、知識の量を競うようなやり方でしたが、

より主体的に、より創造的に学ぶ方法に変わったということです。

現地生産、一品生産である建設業では、

常に問題が発生しますから、「問題解決的な活動」

はとても重要です。

ところが研修を実施していて感じるのは、

こちらから課題を出しても、すぐにネットで

調べて解答を知ろうとし、

考えようとしない傾向が強いことです。

今後、上司が部下に指導する際、

「教えないこと」が重要です。

たとえば、部下から何を聞かれても

「あなたはどう思うのか?」と聞き返すようすべきでしょう。

つまり、上司は「ティーチャー(教える人)」

ではなく、「ファシリテーター(促進する人)」

とならなければなりません。

ファシリテーターとは、部下をゴールに導く誘導役です。

「問題解決」や、「創造活動」、「学習や学び」

を支援することで、話しやすい雰囲気をつくり、

部下のアイデアや発言を引き出す役目でもあります。

そのことで若手社員の主体性を引き出し

ひいては定着率向上につながると考えます。

『探究のススメ』宮地勘司著を一部参考にしました。

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【編集後記】
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