なぜ建設会社にイノベーションが必要なのか【がんばれ建設1996】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2022年7月22日
NO1996
◆なぜ建設会社にイノベーションが必要なのか
イノベーションという言葉があります。
「インパクトのある革新や刷新、変革をもたらすこと」
と定義されています。
建設業は、他産業に比べると大きな
イノベーションが不要な産業でした。
私が建設業に入職した40年前と比べても
大きな変化はありません。
しかし今後10年間、大きな変化が起こる
可能性があります。
建設DXの進展
BIM/CIM
働き方改革
ハラスメント規制
などにより、工事や業務の進め方を大きく
変える必要に迫られます。
ピータードラッカーは「創造する経営者」
にて次のように書いています。
「未来は明日つくるものではない。
今日つくるものである。」
さらに
「明日は必ず来る。
そして明日は今日とは違う」
つまり、必ず来る違う明日のために、
今日変えるべきことを変えなければいけない、
ということでしょう。
新たな仕事の仕方を試さない組織に
未来はありません。
すべてのものは古くなるからです。
それゆえ、新たな情報の収集は不可欠です。
ブリヂストンは、もともと足袋を作っていました。
富士フイルムは今や、化粧品、薬を作る会社です。
先日和歌山のある建設会社は、数年前から
ICTを活用することで、残業時間が50%低減したと
おっしゃっていました。
ベトナム人高度人材を採用して
施工管理技術者として育てられた建設会社は、
「前向きなベトナム人技術者の姿を見て、
日本人技術者の意識が変わった」
とのことでした。
創業者から引き継いで事業承継された方は
組織変革の必要性を感じ
「人を大切にする経営」を推進されました。
今、社員さんは「別の会社になったようだ」と
おっしゃっています。
イノベーションとは、変化する環境に適応して
新しい価値を社会に生み出すことです。
法改正、人手不足、少子高齢化などの
外の環境変化に適応していかなければ、
社会にも会社にも貢献することができません。
貢献できなければ、企業は存続していくことが
できません。
明日からではなく今日から、イノベーションを
進めましょう。
『ドラッカーに学ぶ人間学』佐藤等著
を一部参考にしました。
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【編集後記】
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昨日は幹部社員育成3ヶ月コースが始まり
北は北海道釧路から、南は和歌山まで
多くの幹部社員が集まりました。
皆さんが一層成長されますよう、
全力で対応いたします。
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