社長ブログ

なぜ中小建設会社が海外に進出するのか【がんばれ建設2002】

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がんばれ建設 
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2022年7月5日
NO2002

◆なぜ中小建設会社が海外に進出するのか

昨日、ある大手ゼネコンにて、

「10年後の我が社のビジョンを考える」

というテーマにてパネルディスカッションをしました。

宇宙にPC(プレストレストコンクリート)で家を作る

コンクリートの再利用で環境に優しい建設業になる

などおもしろいお話しを聞くことができました。

その中で、今後日本では新築案件が

少なくなるので海外に進出したい

というお話しがありました。

建設業界において、国内外の人材流動化や

海外進出はこれまでも重要課題です。

一方、海外工事にはリスクがあり、

躊躇する会社も多いことでしょう。

国土交通省は海外の建設プロジェクトに

携わった優秀な技術者の表彰式を

今年3月に行いました。

「海外インフラプロジェクト技術者認定・表彰制度」

の一環です。

この制度の狙いは、国内外での建設技術者の

流動化の促進です。

海外での建設工事や業務の実績はこれまで、

国内工事の実績と比べて評価しづらく、

人材交流のネックになっていました。

そこで国交省は、完了した海外の工事や

業務について実績認定や表彰を実施し、

国内の工事や業務で同種のプロジェクトの入札に

活用できるように制度を整備しました。

若い技術者が海外へ出て行く意欲を

後押ししたいという狙いがあります。

一方、中小建設会社は大手と比べて、

海外展開のハードルが高いです。

そこで国交省は17年度に

「中堅・中小建設業海外展開推進協議会(JASMOC)」

を立ち上げ、海外進出のためのセミナー開催や

現地でのマッチングなど、

情報交換の支援を手掛けています。

ハタ コンサルタント株式会社も同協議会の会員です。

JASMOCの詳細はこちらです。

https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/const/totikensangyo_const_tk1_000099.html

国内で建設需要がなくなることは

ないといいながら

先述したように新築は減り、

維持管理工事が主体となることは事実です。

新たな建設物づくりを進めるためにも、

海外工事を考えてみてもよいのではないでしょうか。

また、人手不足の解消策の一つとして、

外国人高度人材を採用するという手法があります。

海外の大学土木・建築学科を卒業した

いわゆる高度人材を雇用するというものです。

技能実習生と異なり、無期限で雇用することが可能です。

ハタコンサルタント株式会社では、

ベトナム人高度人材紹介事業を行っています。

詳しくはこちらをご覧ください。

https://hata-web.com/private-consulting/vietnam/

日経コンストラクション2022.06.20記事を

一部参考にしました。