部下には優しく接するのがよいのか、厳しく接するのがよいのか【がんばれ建設2019】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2022年8月8日
NO2019
◆部下には優しく接するのがよいのか、厳しく接するのがよいのか
経営者・幹部は、時に厳しく、そして時に優しく
社員さんに接する必要があります。
厳しすぎると社員のやる気を削いでしまいますし
優しすぎると、結果を出せない職場になるでしょう。
アメリカの作家・フィッツジェラルドは次のように
言っています。
「一流の知性とは、二つの相対立する考えを同時に
心に抱きながら、 しかも正常に機能し続けられる能力をいう」
つまり、厳しさと優しさ、両方を心の中に持ちながら
どちらにもより過ぎずに人に接する必要があると
いうことでしょう。
また、「鬼手仏心」という言葉があります。
外科医は患者の身体をメスで切ります。
メスで切りつけるということは一見残酷に見え、
まるで鬼のようです。
しかし心の中は患者を救いたいという
仏の気持ちという二面性があるのです。
京セラ創業者の稲盛和夫さんは次のように言っています。
「小善は大悪に似たり。大善は非情に似たり。」
人間関係の基本は、愛情をもって接することにあります。
しかし、「甘く」接することは、「小善」であり、
かえって部下をダメにしてしまう「大悪」になりかねません。
逆に信念をもって厳しく指導する上司は、
「非情」に見えるかもしれませんが、
長い目で見れば部下を大きく成長させる
「大善」ということになります。
私自身、二重人格かと思うことがあります。
あるときは厳しく伝え、あるときは笑顔で
「あのときはキツく言って申し訳なかった」
と言っている自分に気づきます。
意識してこの二面性を出せてこそ、
経営者、幹部としてふさわしいのだと感じます。
部下や協力会社に対する接し方が、「小善」なのか
「大善」なのか、よく考えて接したいものです。
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【編集後記】
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先週末に、経営計画会議を開催しました。
ハタ コンサルタント株式会社は9月が年度末で
今期の反省と、来期の計画を討議しました。
よりよい研修、コンサルティングをご提供できるよう
しっかり計画します。
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