頭のなかがぐちゃぐちゃな人がスッキリさせる3つの方法【がんばれ建設2027】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2022年8月31日
NO2027
◆頭のなかがぐちゃぐちゃな人がスッキリさせる3つの方法
現場にて働いている人は、毎日毎日様々なことが
起きますので、いつもそれらに振り回されます。
頭の中がぐちゃぐちゃになり、何から手をつけたら
よいのか、わからなくなることがあるでしょう。
しかしよく考えると、様々なことすべてが
常に大事なわけではないでしょう。
大事な情報だけを頭の中で整理すれば、
支障はないはずです。
ではどうすれば頭の中がスッキリするのでしょうか。
◆要る情報と要らない情報の基準を決める
あなたにとって必要なのは、
「自分(会社)にとって価値を生む情報」と
「自分のこだわりを満たす情報」だけでいいのです。
例えば私の場合、人材育成の専門家ですので
「自分(会社)にとって価値を生む情報」とは
人材育成関連の情報です。
また、私は建設技術者ですので、
「自分のこだわりを満たす情報」とは、
建設最新技術の情報です。
このように区分けをしていると、
メールや雑誌などの情報から容易に
要る情報と要らない情報に区分けできます。
◆ 「ひと言で言うと何?」で考える
相手の話を聞いていて、何を言っているのか
わからなくなることがあります。
同じような話しを延々する方や、
すぐに話しがあちこちに飛んでいってしまう方です。
その場合は 「ひと言で言うと何?」と考えましょう。
相手に「ひと言で言うと何ですか」と聞くのもよいですし、
自分から「ひと言で言うと・・・ということですか」
と言うのもよいでしょう。
ひと言で言うと、現場の安全に問題があるということですね
ひと言で言うと、部下の態度に問題があるということですね
ひと言で言うと、家庭のことが気になって、
仕事に集中できないということですね
このように、要約してから話すクセがつけば、
自然とあとに続く言葉のひと言を表現する力が
身についてきます。
ひと言で伝えることは、相手に対して
伝わりやすくなるだけではなく、
何がいちばん大事な部分かを自分自身で認識することができ、
頭の整理にもなるのです。
◆ 「図式化」する
現場では多くの会議が開催されます。
施工計画会議、工程会議、予算会議などです。
一方、まったく意見がまとまらず、
何の進展もないまま解散になる会議もよくみかけます。
それは会議が「空中戦」だからです。
まるで戦闘機をミサイルで打ち落とそうとするばかりに
会話が交わらないまま飛び交っているのです。
そんなとき、ホワイトボードに「図」を書いて、
それまでの議論と、今後収束したいことを書くと良いです。
フロー図
マインドマップ
なぜなぜ分析
組織図
グラフ
特性要因図
など議論の種類によって使い分けるとよいでしょう。
例えば工法選定で多くの意見がでてまとまらないなら、
工法比較表をホワイトボードに書き出して、
利害得失を記載するとわかりやすいです。
さらに、それぞれの評価項目に点数をつけると
選定が容易になります。
これら3つの手法を活用して、頭をスッキリさせ、
いつも冷静な判断ができるようにしたいものです。
『1分で頭の中を片づける技術』鈴木 進介著を
一部参考にしました。
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【編集後記】
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今日で8月が終わります。
子供の夏休みの最終日です。
子供と一緒に夏休みの宿題の積み残しがないか
確認したいものですね。
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