なぜいいことが続かず、悪い事も続かないのか【がんばれ建設2041】
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2022年9月30日
NO2041
◆なぜいいことが続かず、悪い事も続かないのか
「幸福三説」という幸田露伴の言葉があります。
幸福三説とは、「惜福(せきふく)」「分福(ぶんぷく)」
「植福(しょくふく)」の三つの福のことです。
惜福とは、福を全部使ってしまわずに惜しむことです。
スポーツ選手が、まだあと何年も活躍できるにも
かかわらず、惜しまれながら引退する、というようなことです。
建設会社の経営者や幹部が、早い段階で後進に
道を譲るようなこともこれにあたります。
2つ目の分福とは、人に福を分けることです。
現場で思った以上の利益が出たとき、協力会社の
皆さんにもその利益を配分することも重要でしょう。
自分の誕生日や記念日に、仲間に食事をふるまう
ことも大切なことです。
最後の植福とは、子孫や未来の子供たちのために、
福を植えておくことです。
ベテラン社員が、自分の持っているノウハウを
部下や後輩に丁寧に教えることがこれにあたります。
時間を使って教えることは面倒くさいと感じる
ことがあるでしょうが、だからこそ重要なことなのです。
「禍福は糾(あざな)える縄の如し」という言葉があります。
禍(わざわい)と福は、より合わせた縄のように
表になったり裏になるものという意味です。
いいことが続かないように、悪い事も続かないのです。
現場がうまくいったり、もしくは失敗したり
することがあるでしょう。
しかし、一時の禍や幸福に一喜一憂せず、
禍のあとには必ず福が来ること
そして福に後には禍が来ることを思って
平静を保ちながら現場運営したいものです。
*************************************************
【編集後記】
*************************************************
幹部社員育成3ヶ月コースが昨日終了しました。
3ヶ月間受講された方々は苦労をしながらも
がんばられました。
自社で幹部として経営者を補佐しながら、
いい会社を作って欲しいと願います。
*************************************************