一流の建設技術者になるための4つの条件とは【がんばれ建設2049】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2022年10月20日
NO2049
◆一流の建設技術者になるための4つの条件とは
建設業界で生きる上で、だれしも「一流の技術者」
になりたいと思っていることでしょう。
ではどうすれば一流になれるのか。
4つのポイントがあります。
◆異業種の方と連携できる
仮に土木技術者であっても、建築技術者、営業、
総務の人たちと連携しなければなりません。
さらには、まったくの異業種(製造業、サービス業)
の人たちと交流を持つことが必要です。
土木技術者同士、建築技術者同士のみの
ネットワークではどうしても考え方が偏ります。
積極的に異業種交流会などに参加し、意見を
戦わせることが一流を目指すためには欠かせません。
◆同僚からの評価が高い
同僚や仲間から「あいつはできる」と評価されることが
重要です。
同じ仕事をしているからこそ、「すごさ」と「だめさ」
がわかるのです。
上司や部下からの評価ももちろん大切ですが
そこには絶対服従、面倒見の良さなどの他の要素が
入ってしまうため、必ずしも技術力の評価ではありません。
◆専門的技術力が高い
技術者である限りは、技術力の高さは欠かせません。
その際、以下の3つの能力が必要です。
1)実務的専門性
現場実務に必要な技術力です
2)体系的専門性
技術力を体系的に身につけていることです。
例えば、
なぜマスコンクリートはひび割れが生じやすいのか
圧密沈下が生じる機構とは
ヒューマンエラーが発生する理由とは
このように現象に対する対処能力(実務的専門性)
のみではなく、なぜそのような現象が生じるのかと
いうことを論理的に解説できる能力が必要です。
3)先端的専門性
専門分野に対する先端技術や今後の動向を
理解していることが必要です。
◆周りを巻き込むことができる
技術者が自らできることは限られています。
そこで、キーパーソンに働きかけ、
布石を打つ行動が必要です。
キーパーソンとは、顧客であれば担当者の上司、
協力会社であれば、職長ではなく社長や幹部、
近隣対策であれば、近隣住民ではなく、町内会長、自治会長
など影響力のある人です。
影響力のある人に「私は現状に対して、こういう問題意識を持ち、
このようにしたい」と直訴することができる能力です。
ぜひこれら4つの能力を高め、一流の建設技術者を
目指しましょう。
『キャリアをつくる独学力──プロフェッショナル人材
として生き抜くための50のヒント』高橋俊介著を
一部参考にしました。
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【編集後記】
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ハタ コンサルタント株式会社は24期に入り、
新たな気持ちでがんばっています。
今期方針は
「動機善なりや。私心なかりしか」
です。
「善」の気持ちを動機にして、建設業のさらなる
発展のため、全力を尽くします。
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