辞めるのは会社でなく、上司から離れていくのだ【がんばれ建設2051】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2022年10月26日
NO2051
◆辞めるのは会社でなく、上司から離れていくのだ
私は研修にて、多くの若手社員からお話しを聞きます。
その際、よく聞く言葉が
「上司がフィードバックしてくれない」
ということです。
特に経験の少ない若手社員は
「仕事の仕方はこのままでいいのか?」
「求められていることがわからない」
「私には実力 はないのか?」
と感じてしまうのです。
上司が部下に
「つくってくれた技術提案書がわかりやすかったから、
設計変更を獲得することができたよ」
「先日教えてくれた新工法のWEBサイトを部長に
話したら採用することになったよ」
と伝え、上司があなたのことをきちんと
見てくれていることがわかったり、
認めてもらえたりすると、やる気が出るものです。
「ポジティブフィードバック」
という言葉があります。
相手に対して前向きな言葉で接するという意味です。
「ひとつの褒め言葉で2ヵ月は生きられる」
と言ったのは作家のマーク・トウェインです。
人は、誰かの言葉によって励まされたり、
力をもらったり、心が救われたりするものです。
マイナビニュースによると、上司から言われて
うれしい言葉は次のとおりです。
「ありがとう」
「見ているよ」
「おつかれさま」
「助かった」
「頼りにしている」
「君が必要だ」
「すごいね!」
「よくやった!」
また早いフィードバックもうれしいもの。
部下からのメールには、即座に返信する。
部下に情報をもらったことにすぐ感謝する。
誰かを紹介されたら、その後の経過をすぐに報告する。
何かをやってもらったことに対して、
ねぎらいの言葉やお礼の言葉をすぐに言う(メールする)。
とりわけ、人やことを紹介してもらった際、
その後どうなったかを報告することは重要です。
「紹介していただいた協力会社の〇〇建設担当者
に話しを聞きました。
工事を手伝ってもらえそうです」
「おすすめいただいた工法を採用しました。
安全性が高まってとても助かりました」
「ポジティブフィードバック」を実践したいものです。
『ポジティブフィードバック』牧野祝子著を
一部参考にしました。
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【編集後記】
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このところ技術提案支援コンサルティングの
ご依頼が増えています。
よい技術提案を考えることで、工事の質を
向上させられるよう取り組みます。
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