「いい人材が集まらない」という建設会社が行っている採用法とは【がんばれ建設2055】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2022年11月8日
NO2055
◆「いい人材が集まらない」という建設会社が
行っている採用法とは
採用に困っている建設会社は多いことでしょう。
多くの建設会社が、求人サイトや、就職説明会に
頼っているのでしょうが
「求人募集をかけても応募が来ない」
「想定していた人材からの応募がない」
「せっかく入った若手が、社風と合わずにすぐ
辞めてしまう」
という声をよく聞きます。
今どきの若ものの変化のうち、代表的なものは、
「インターネット上の検索スキル」
「SNSを活用した情報収集のスキル」
「仕事に対する意識」
の3つです。
今、採用戦略の柱と言われているのが
自社のウェブサイト、ブログなどオウンドメディアを
用いた採用手法です。
この3つの解説と共にオウンドメディアリクルーティングに
ついて考えてみましょう。
◆インターネット上の検索スキル
今どきの若ものは幼いときからパソコンや
スマホがあったので、特に意識せずそれらを
使いこなしています。
また欲しい情報を得るための検索スキルが
優れています。
彼らが仕事探しで検索を行う際の特徴をまとめると、
次のようになります。
・調べたい職種や能力などをはっきりと入力する
・検索エンジンが認識できるシンプルな言葉を入力する
・検索結果を予想しながらキーワードを入力する
・知りたい情報がヒットしないときは、
いくつも言葉を変えて検索してみる
仮に、求人情報サイトで職探しをしていて、
興味のある企業が見つかれば、その企業のウェブサイトに
アクセスして、どんな情報を発信しているのか確認します。
そこで「自分には合わない企業だ」と判断すれば、
たとえその求人情報がよい条件であっても、
すぐに別の就職・転職先を探してしまうのです。
◆SNSを活用した情報収集スキル
仕事探しの際、TwitterやFacebookなどのSNSを活用して、
あふれる情報の中から自分にとって重要な情報を
自然に集める「情報の引き寄せ」ともいえる行動をとります。
・スクリーンショット、メモ、SNSなどで、とりあえず
情報を「ためる」
・フォローやいいねを積極的にしたり、検索など履歴
を活用するなどして、自然に「たまるようにする」
このようにして、仕事探しに必要な情報を得ているのです。
◆仕事に対する意識
「仕事に対する意識」が変化しています。
「仕事だから」とプライベートを犠牲にしたいとは
思いません。
金銭的な報酬のために働く「ライスワーク」ではなく、
よりよい人生のための「ライフワーク」を求めて
仕事を探し、企業を選ぶ傾向が強くなっているのです。
そのため、企業に対しては、
・その会社に入ってスキルアップ・キャリアアップできるか
・自分のワークライフバランスを実現できる環境が
整っているか
・自分が働きやすい良好な人間関係が実現できるか
という点を重視しています。
◆これからの採用戦略
これらを踏まえると、これからの建設会社の
採用戦略は、以下のポイントが必要です。
・検索されたいキーワードを考慮し、ホームページを
検索されやすいようにする
キーワード事例
地域密着
働きやすい
ワークライフバランス
資格取りやすい
・Twitter、Facebook等のSNSアカウントを作り
自社の活動を発信する
発信する内容
ワークライフバランスを実現できる環境であること
社内に良好な人間関係があること
・若手が成長するためのキャリアプランを作成し、
スキルアップできる職場であることを明確にする
これからの建設会社は、人材を確保できるかどうかが
重要課題です。
就職支援媒体に頼らず、ホームページやSNSなどの
オウンドメディアを活用することで、
自社に合う人材を採用し続けたいものです。
『オウンドメディアリクルーティングの教科書』を
一部参考にしました。
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【編集後記】
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11月は研修ご依頼が多く、東奔西走しています。
体調を万全に保ちながら,日本全国でがんばります。
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