運がいい人は、なぜコンクリート打設時に雨があがるのか【がんばれ建設2054】
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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2022年11月4日
NO2054
◆運がいい人は、なぜコンクリート打設時に雨があがるのか
建設現場ではよく「運がよかった」とか
「運がなかった」などといいます。
コンクリート打設寸前に、それまで降り続いて
いた雨がやんだ
トンネル掘削中に大量の湧水が発生したが
ある日突然、止まった
地元説明会で紛糾し、なんともならない状況に
なったとき、一人の方が工事に応援してくれた
おかげで風向きが変わった
相性の悪い顧客担当者がいて、コミュニケーションが
スムーズにいっていなかったが、その方が転勤して
担当者が変わった
これらすべて私自身の体験です。
このように、実力ではなく、「運」としかいいようのない
出来事があるものです。
これは宝くじを当てるような棚ぼた式に
転がり込むようなことではなく、自ら運を引き寄せる
ことが大切でしょう。
ではどうすれば、運を引き寄せられるのでしょうか。
よい俳句を作る3つの条件というものがあります。
この3条件がすなわち、運を引き寄せるコツだと感じます。
◆1強く生きること。
強く生きるとは、「主体的に生きる」ということです。
状況に振り回されるのではなく、状況をよりよく
変えていく生き方です。
「覚悟を決めて生きる」と言い換えることもできるでしょう。
コンクリートを今日必ず打設するということに覚悟を
決めると雨があがる
地元の方々に納得していただくことに覚悟を決めると、
応援していただける方が登場する
ということだと思います。
◆2深く見ること
深く見るとは本質を見抜くことです。
また状況を見抜くことでもあります。
トンネルからの湧水を手に触れ、その温度から
たまり水か、水脈があるのかを判断する
人との相性が悪いとき、相手が本当に求めている
ことは何かを探る
など、本質をつかむ努力をしていると、運を
つかめるのだと思います。
◆巧みに表すこと
俳句でいう巧みに表すとは、建設業でいうと
技術、技能です。
高い技術力、技能力なくしてよいものは作れません。
コンクリート工学、トンネル工学、
現場コミュニケーション技術等です。
しかし、それだけではよいものは作れません。
強く生きる信念、深く見る姿勢があって、
初めて技術や技能は生きてくるのです。
この三条件はそのまま、よい運をつかむ条件です。
運をつかみ取ることで、現場運営をスムーズに
進めたいものです。
『人間における運とツキの法則』藤尾秀昭著
を一部参考にしました。
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【編集後記】
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北朝鮮のミサイル禍が続いています。
もしも日本本土に着弾したらどうなるのだろうと
案じています。
そうならないこと祈ります。
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